一目惚れ (ページ19)

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廊下ですれ違いましたページ19

sideきょも

美術室に向かうため、廊下を歩いていた。

北「大我せんせっ！」
京「あ！北斗！」
北「名前で呼んでみたけど、大丈夫でしたか？」
京「大丈夫だよ～！」
北「よかったっ！」

ニコニコしながらそう言ってくれる北斗がかわいくて抱きしめたいくらいだった。

北「大我先生、またあとでね！！」

手を振りながら去っていった北斗。

あ、今日、北斗のクラスの授業あんじゃん！！

嬉しい気持ちを抑えながら、止まっていた足を動かし、美術室に向かった

・

智「そんなニコニコして、なんか嬉しいことでもあったの？」

俺は主に1年生の授業のクラスを担当していて、
今、話しかけてきてくれた、大野智先生は2～3年生の授業を担当している。

京「俺、そんなにニコニコしてます？」
智「今まで以上にね。見たことないくらい笑」
京「大野さんに聞きたいんですけど、
　生徒に恋するってあってはならないことですよね。」
智「他の教師にバレないようにすればいいんじゃない？
　 …ってことは京本くん、生徒に恋してて、
　その子と何かあったんだ？」
京「まぁそんなこと言えばわかっちゃいますよね。」
智「うん。俺と誰か知ってる人いるの？」
京「田中樹ですね。」
智「樹くんと仲良いけど、どういう関係なの？」
京「小さい頃からの仲です。」

この授業はふたりともなかったため、半分を雑談で潰した。

こんなに大野さんと話したことなかったから新鮮だった。