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北斗side ページ35

久しぶりの学校は高地先生と空き教室で二人きり。

高『聞き方が失礼になっちゃうんだけど、
  松村くんが不登校になった原因とかって言えたりする?』
「いじめ、ですね。」
高『どんな感じのいじめ?
  言えなかったら言わなくていいよ。』
「簡単に言えば、同性愛者だということがばれて、
 『きもい』『学校にくんな』って言われました。
 挙句の果てに両親には言わなきゃ、と思って、
 素直に言ったら『こんな子に育てた覚えない』って言われて、捨てられました。」
高『今はどうしてるの?』
「捨てられた後、当然、お金もないので俺のことを理解してくれた樹や樹の両親に『行くとこないならうちに来ていいよ』と言われたのでしばらくは樹の家にいました。
 でも、長くいると迷惑になるのでバイトを何個か掛け持ちして一人暮らしできるくらいに貯めました。
 今もなんとか生活できるようにバイトを掛け持ちしてます。」

という感じで言えることのすべてを高地先生に話した。
そして、高地先生も同性と付き合っていること、付き合う経緯までの話を聞いた。

高『最後になんだけど、俺ってね、基本、自分の教え子、というか生徒のことを親しみをこめて、呼び捨てにしてるんだけど、
  北斗で大丈夫?』
「僕は名字で呼ばれることがあんまり、好きじゃないので
 むしろ、そちらのほうが助かります。」
高『よかった。
  よろしくね、北斗。』
「こちらこそよろしくお願いします。」

そうこうしてるうちに高地先生が他の先生に呼ばれて、教室を出ていった。ちらっと時計を見るともうすでに半日が経っていた。

高『樹のお母さんが迎えに来たみたいだから帰る?』
「すみません、」
高『徐々にでいいよ。』
「はい。」



学校という環境にいるだけでバイトをしているより疲労が増した。


_
え、いつもより駄文じゃね?

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作者名:友 結 。 | 作成日時:2019年8月7日 22時

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