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story3 ページ5

私は両手を合わせ、パンパンと2回叩き、目を瞑る。
(家族と仲良く出来ますように。)
なんて。
お賽銭も入れてないのに、叶えてくれる訳ないよね。
そう思い、帰ろうとすると
?「えぇ〜。お前金ないの〜?」
貴方「…!?」
突然背後から声が聞こえ、驚きながらも振り返る。
ついさっきまで誰もいなかった社に、人間らしからぬ、狐の耳と尻尾が生えた男?が立っていた。
?「俺、タダじゃ働きたくないんだけどぉ?」
そう言って、私に1歩近づく人(?)
思わず私も後退る。
(な、なんなんだこの人…そもそも人なのか?)
おそ松「あ!俺、おそ松!」
貴方「お、おそ松…?」
おそ松「そっ!この神社に祀られてる、狐の妖〜♪」
そんな事を言いながら、はにかんだ笑顔を見せるおそ松様?に、私は戸惑いを隠せずオドオドする。
そんな私の気も知れず、どんどん距離を縮められる。
おそ松「てか、見ない顔だね〜。Aって言うんだろ?可愛いねぇ♪」
ナンパをするDQNかのように、私の手を握り、デレデレとした表情をするおそ松様。
(うわぁ…)
貴方「え、えと…」
おそ松「ほら、ここ田舎だからさ、爺婆やガキんちょしかいねぇんだよ。だから、Aみたいな可愛い子が来てくれて、俺嬉しい〜♪」
とかなんとか言いながら、1度私から離れるおそ松様。
微風が木々を靡かせ、カサカサ(蜚蠊じゃないよ←)と音を立てる。
貴方「あ、あのっ!「ここにいたんか」…?」
声がする方に振り向くと、そこにはお爺ちゃんが立っていた。
貴方「お、お爺ちゃん…」
祖父「婆さんが心配しとるよ。」
私はふと振り返り、おそ松様がいるはずの方へ向く。
貴方「えっ…」
しかし、もうそこにおそ松様の姿はなかった。
祖父「どうかしたんか?」
貴方「あ…ううん。なんでもない…」
祖父「?」
不思議そうな顔を見せたお爺ちゃんを横目に、私は赤塚神社を後にした。

お爺ちゃんに連れられて家へ戻ると、お婆ちゃんが『いい物をあげよう』と言って、お婆ちゃんの部屋に連れて行かれた。
祖母「気に入って貰えると、嬉しいんだけどねぇ…」
そう言いながら、私に綺麗な水色のペンダントを差し出した。
祖母「これはね、古くからこの村に伝わる御守りみたいなものなのよ。」
貴方「おま、もり…?」
そう聞くと、お婆ちゃんは静かに頷きこう言った。
祖母「この中にはね、容姿がとても美しく、心が綺麗な女神様がいるんだよ。悪いものからも守ってくれるんだよ。」

✄−−−−−−キリトリ−−−−−−✄
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あお - これおもしろいです おーうーえーんーしーてーまーすーーーーー (2020年9月13日 0時) (レス) id: 0fca166b88 (このIDを非表示/違反報告)
まと(プロフ) - 志音さん» ひどない?wあとさ、僕も他の人に言われたけど文と文の間は1行開けた方がいいんだそうだ (2019年9月1日 21時) (レス) id: 44fffccb29 (このIDを非表示/違反報告)
志音(プロフ) - まと、取り敢えず消えろ (2019年8月28日 18時) (レス) id: 648aad14a4 (このIDを非表示/違反報告)
まと(プロフ) - 志音さん!wどうもこんにちはまとですw君は僕のことを知っていると思うZE☆僕も始めたよっ!読むの2回目だけど面白いね! (2019年8月26日 12時) (レス) id: 44fffccb29 (このIDを非表示/違反報告)
ろあ - あの、初コメ失礼します!とても楽しくこの作品を拝見させてもらってます!それで、リクエストなんですけど…夢主ちゃんが、るくんの前でいきなり倒れる。みたいなのを書いて欲しいです…更新頑張って下さい!! (2019年8月26日 4時) (レス) id: 164d979c29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志音 | 作成日時:2019年8月15日 4時

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