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「朔ちゃん、ホンマに大丈夫？」
わたしの肩をささえてくれた流星が、心配そうに眉を下げて首を傾ける。
流星の可愛い顔を見たらほっとして、思わずぎゅっと服の裾を掴む。
「流星…わたしどうしたんやっけ？」
「休憩中まで練習してたやん？そしたら急に朔ちゃんふらってして…ごめん、俺、全然気づけんくて…大ちゃんが咄嗟につかまえてくれたんよ」
「俺も、ごめんなぁ？調子悪いの、もっと早く気付いてやれたら良かったやんなぁ…近くにいたのに」
「え…っ、なんで流星と大橋くんが謝るん？
謝るのはわたしやで！迷惑かけてごめんなさい…」
そうやった。
どうしても上手く踊れないところがあって、みんなに置いていかれるのが嫌で練習してたら、大橋くんがアドバイスくれて…
急に目眩がして、ヤバイって思ったけど遅かった。
けど、床にぶつかった衝撃がなかったのは、だいちゃんが助けてくれたから…？
さっき思わず逃げてしまった相手へと視線を向けると、こちらを見ていた瞳とぶつかった。
「…だいちゃん、迷惑かけてごめんなさい。それから、ありがとう」
「なんも迷惑なことないで。でも、頑張り過ぎはあかんやん。休むときはちゃんと休まな、体壊したりしたら元も子もないんやで」
諭すような落ち着いた声で言いながら、またしても頭をポンポンと撫でられる。
上がりそうになる悲鳴をぎゅっとこらえたら、なにその顔、って笑われた。
「もぉ〜、なにイチャイチャしてんねん！朔ちゃん、僕らだって心配したんやからぁ」
「そやで…ちょっと自販機行ってる間に倒れたって聞かされて、心臓飛び出るか思たやん」
「長尾、危ないって！朔ちゃん倒れたんやで！」
だいちゃんとの間を割るようにして飛びついてきた謙杜と、まだすこし心配そうな恭平。
そして謙杜の首根っこを捕まえてわたしから引き剥がし、覗うような視線を向けてくるみっちー。
皆にすごく心配をかけてしまったと、とても申し訳なくなった。
やっぱりなにわちゃんたちは仲間思いなんやなぁとじんと胸が熱くなる一方で、すごく自分じゃない自分が羨ましくもある。
「みんな、心配かけてほんまにごめん。もう大丈夫やから！ありがとう」
「…ほんまに、大丈夫なんか？」
今まで静かにわたしたちを眺めていた丈君が口を開いた。
「じょう君も、ごめんなさい。見ての通り、大丈夫やから！」
と、丈君にも元気アピールしてみせたら、最年長…とっても怖い笑顔を見せてくれて…
無理しすぎだとこってり叱られてしまい、嬉しさと怖さで泣きそうになりました…
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斗和(プロフ) - ミユさん» コメントありがとうございます。ぎゅっと纏めてしまったので不自然さもあったと思いますが面白いと言ってもらえて嬉しいです！別作品は、機会があったらチャレンジしてみたいです (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 今回のメンズ校の話を別で見たいな思ってしまうほど面白かったです！！！もし良ければ別作品として、この設定のまま見たいなって…ｵﾄﾞｵﾄﾞ (2022年7月24日 18時) (レス) @page30 id: 98f899b5ac (このIDを非表示/違反報告)
斗和(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。みっちー推しなんですね。私は彼のデュフフ笑いがツボです(笑)美紀さんも体調お気をつけてお過ごしください。 (2022年7月10日 7時) (レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子は道枝駿佑君推しですコロナと最近気温差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月8日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斗和 | 作成日時：2022年6月26日 15時
