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足を捻るなんてドジやった。
ドラマの撮影は終わったけど、これじゃあダンスなんて踊れないし。
そうやなくてもダンスでは遅れをとっているのに…。
明日帰ったあとのスケジュールがどうやったかな、なんてぐるぐる考え込んでいたら、額に衝撃。
だいちゃんにデコピンされた。
「…西畑さん、ふつうに痛いです…」
額を抑えながら目の前のイケメンに訴えてみる。
割とガチめのデコピンやった。
「フツーに痛いのは足の方やろ。……カメラマンさんにぶつからんように避けた時やろ？無理せんと、ちゃんと言ぃや…
誰も迷惑かけられたなんて思ってないねん。流星やって、怒ってんのは痛いのをすぐに言わんかったことやし、それで我慢して黙ってようとしたことやで。逆にみんな心配するわ」
諭すような声に、どう言ったら良いかわからなくて見つからない言葉に唇を噛む。
額の手でくしゃりと前髪を摑み、ぐちゃぐちゃと髪を乱してから手櫛で整えた。
「…あと少しやったから、わたしのせいで撮影止めたくなかったんやもん…。でも、ちゃんと言えなくてごめんなさい…無理は、しないように、する」
俯いたままだった視界に手を差し出される。
視線を上げて窺うように見れば、差し出されていた手がわたしの手を掴み、ぐっと引かれて立ち上がった。
「みんなにも直接言いや。年下組なんか病院まで行きそうな勢いやったのを、丈くんが止めててんから」
「うん…。…だいちゃん、ありがとう」
優しい手付きで頭をぽんぽん、と撫でるとわたしのスマホを拾い上げ松葉杖を掴む。
今度は腕を差し出された。
「マネージャーさんは事務所に報告の電話してから来るて言うてたから、掴まり」
松葉杖をかえしてくれず、躊躇っていると自分の腕にわたしの手を絡める。
無理はしないと言ったばかりだし、自力では歩けず好意に甘えてそっと腕に掴まった。
ゆっくりとわたしに無理がかからないように気を遣いながら歩き出してくれる。
そのきれいな横顔を見上げると、少しだけ八重歯を覗かせて悪戯っぽく歪む口元。
「さ、みんなのとこに怒られに行こな♡」
楽しそうな声音に、小悪魔のような微笑み。
あざと可愛い仕草で少しだけ首を傾げて、至近距離で視線を合わせられてしまえば後退りしそうになるが、足の自由がきかなかった。
「…だ、だいちゃぁん…」
「そんな声だしてもあかんで。流星に”一回解らせたるからちゃんと連れてきてな”って言われてんねんもん。さぁ、行くで〜」
「……ひぇ…」
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斗和(プロフ) - ミユさん» コメントありがとうございます。ぎゅっと纏めてしまったので不自然さもあったと思いますが面白いと言ってもらえて嬉しいです！別作品は、機会があったらチャレンジしてみたいです (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 今回のメンズ校の話を別で見たいな思ってしまうほど面白かったです！！！もし良ければ別作品として、この設定のまま見たいなって…ｵﾄﾞｵﾄﾞ (2022年7月24日 18時) (レス) @page30 id: 98f899b5ac (このIDを非表示/違反報告)
斗和(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。みっちー推しなんですね。私は彼のデュフフ笑いがツボです(笑)美紀さんも体調お気をつけてお過ごしください。 (2022年7月10日 7時) (レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子は道枝駿佑君推しですコロナと最近気温差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月8日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斗和 | 作成日時：2022年6月26日 15時
