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結局だいちゃんと大橋君は誤魔化されてくれなくて。
しぶしぶ足首を見せると青あざのように色が変わり、思ったよりも腫れてきていた事にどこか他人事のようにうわぁ、と漏らす。
「……はっすん」
「よっしゃー」
言葉少なく阿吽の呼吸のツレに、アイコンタクトとかヤバイときゅんとしていたら突然浮遊感に包まれる。
驚きのあまり声にならない悲鳴を上げるわたしをよそに、だいちゃんはマネージャーさんのところに行き、大橋君はわたしを所謂お姫様抱っこをして駐車場へと歩き出した。
「お、大橋くん…！重いから！下ろして…！」
「スタッフさんに気づかれたくなかったら大人しくしとき」
少し離れた所ではドラマのスタッフさんたちが撤収作業をしている。
すでに数人のスタッフさんがこちらのやり取りを不思議そうに見ているのを感じ、大事にしたくなくて押し黙った。
恥ずかしいやら申し訳ないやらで縮こまっていると、至近距離で笑うような吐息を感じて余計に頬が熱くなる気がした。
わたしを抱えて現れた大橋君に、丈君が何事かと近づいてきて、マネージャーさんと一緒にだいちゃんも戻ってくる。
わたしは大事をとって病院を受診。
程度は酷くないが捻挫の診断を受けて、腫れが引いても最低2周間は無理は禁物と言い渡された。
帰りの車ではマネージャーさんにもちゃんと言いなさい、と怒られてしまった。
車を置いてくるから、とホテルのロビーでソファに座らされ、出ていくマネージャーさんを見送ると深く息を吐く。
ドラマの撮影には影響が無かったけど、結局、マネージャーさんやメンバーには迷惑をかけてしまった…
スマホを取り出してメッセージの確認をする。
グループメッセージではメンバーみんなから心配する声が届いていて、大丈夫やで、と返信するとスマホを横に置いた。
「流星が怒ってたで。全然、大丈夫とちゃうからなそれ」
聞き慣れた声にぱっと顔を上げると、座るわたしの足元にしゃがみこむだいちゃん。
横に立てかけてある松葉杖から、ギプスシーネで固定されたわたしの右足に視線が移動する。
「…ごめんなさい、迷惑かけて…でも、ほんま見た目大げさなだけやねん。ただの捻挫で全然、大丈夫やし、すぐ普通に歩けるようになるしお仕事にも問題ないから…」
気まずくて目を合わせられずがばっと頭を下げると、だんだん早口になってしまう。
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斗和(プロフ) - ミユさん» コメントありがとうございます。ぎゅっと纏めてしまったので不自然さもあったと思いますが面白いと言ってもらえて嬉しいです！別作品は、機会があったらチャレンジしてみたいです (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 今回のメンズ校の話を別で見たいな思ってしまうほど面白かったです！！！もし良ければ別作品として、この設定のまま見たいなって…ｵﾄﾞｵﾄﾞ (2022年7月24日 18時) (レス) @page30 id: 98f899b5ac (このIDを非表示/違反報告)
斗和(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。みっちー推しなんですね。私は彼のデュフフ笑いがツボです(笑)美紀さんも体調お気をつけてお過ごしください。 (2022年7月10日 7時) (レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子は道枝駿佑君推しですコロナと最近気温差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月8日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斗和 | 作成日時：2022年6月26日 15時
