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なんだかすごくふわふわする。
痛みを訴えていた頭は、嘘だったみたいに軽くなっている。
誰かの優しい手が、ずっと、なでてくれているような気がして…
心地よさに思わず口元が緩んだ。
「…ふ、寝ながら笑ってんねんけど」
「ほんまやぁ、なんかほっとしたぁ」
「あ。ねぇ、目ぇ覚めたんちゃう？」
ぼんやりと話し声を聞きながら、薄く瞼を開く。
少しずつ広がる視界に飛び込んできたのは”なにわ男子”のメンバー！
推しているアイドルがこんな近くで、しかも全員揃ってわたしを見てるってどういう状況！？
わたし、なんかやらかした？！
それともドッキリとか？！
いやいや、やから、同じグループなんやからみんな揃っててもおかしないんよな…
いや、やっぱりおかしいな、わたし
さっき、もう一度気を失う前に感じた二人分の記憶、というのはまだ入り混じっていて、意味はわからないのにどちらも自分のものだと感じる。
混乱はしてるけど、頭はもう痛くならないみたい。
痛みに邪魔されなくなった頭で、もう一度何が起こったのか考えてみる。
…マンガや小説の世界である、いわゆる転生的な？事態が起こったんやろうか…
……転生ってなに？
にわか知識すぎて自分で考えてて意味不明。
やけど、たぶんわたし自身は本当にただの大学生やったはずで。
それがなんらかのなにかで、もうひとりの、別の自分の中に入り込んじゃった…的な？
なにわちゃんと同じグループになってる世界線のわたしなんなん？
やばない？？
え。毎日…ではないかもしらんけど、一緒にわちゃわちゃできるとかめっちゃズルない！？
「……って、やから、わたしなんやって」
自分じゃない自分に対してズルイ！と思ったけど、結局今は自分で…
ややこしい状況と思考回路にイーッとなっていたら声に出ていたらしい。
「いやいや、ほんまに今日なんなんよこの子」
「寝ぼけてはるんやろか？」
「急に倒れたと思ったら様子おかしいし、やっぱり頭打ったんとちゃうん？」
「倒れ込む前に掴んだつもりやったけど…やっぱ頭打ったんかなぁ？」
わたしの独り言にわいわいとみんなが話し出す。
心配するように、先程と同じ優しい手が頭を撫で回して、ぶつけた様子はなさそうやけど…と確認してきた。
その後、くしゃくしゃになった髪を手櫛ですいて整えてくれる。
一番の推し…だいちゃんに撫でられまくったわたしは、恥ずかしさに耐えられなくなり地味に後ずさるが、すぐに誰かにぶつかった。
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斗和(プロフ) - ミユさん» コメントありがとうございます。ぎゅっと纏めてしまったので不自然さもあったと思いますが面白いと言ってもらえて嬉しいです！別作品は、機会があったらチャレンジしてみたいです (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 今回のメンズ校の話を別で見たいな思ってしまうほど面白かったです！！！もし良ければ別作品として、この設定のまま見たいなって…ｵﾄﾞｵﾄﾞ (2022年7月24日 18時) (レス) @page30 id: 98f899b5ac (このIDを非表示/違反報告)
斗和(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。みっちー推しなんですね。私は彼のデュフフ笑いがツボです(笑)美紀さんも体調お気をつけてお過ごしください。 (2022年7月10日 7時) (レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子は道枝駿佑君推しですコロナと最近気温差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月8日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斗和 | 作成日時：2022年6月26日 15時
