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【安東】
だいちゃんに手を掴まれたままで逃げられない。
結局寝顔の写真も撮れなかったし、適切な距離を保たなかった罰があたったんや！
大人しく向かい側から眺めておけばよかったー！
とりま、写真だけ撮っておけばよかった…！
欲を出してしまった自分に後悔しながら、どうしたら手を離してくれるのかと考えあぐねる。
「朔──…」
ガチャッ
大西「おはようございま…、あっ！
大ちゃん何してんねん！大ちゃんが朔ちゃんイジメてんでーっ」
楽屋の扉が開いて入ってきた流星が天使に見える。
後に続いてみんながガヤガヤと入ってきたことに、これで手を離してもらえるとホッとした。
西畑「いじめてないも〜ん。話しとっただけやんなぁ？
なぁにぃ？りゅちぇ、やきもち〜？かわいいなぁ」
大西「いや、全然違いますけど」
安定の大西畑劇場が繰り広げられていますが、わたしの手はまだ捕まったままで。
だいちゃんの顔と、掴まれたままの手を交互に見る。
「だいちゃん…手、を」
「朔」
いつもより低く、静かに呼ばれた名前になんとなくかしこまって、はい、と返事をする。
流星に向いていた顔はこちらを向いていて、思ったより真剣な瞳から目がそらせない。
どのくらいの時間だったのか。
もしかしたらほんの一瞬だったかもしれない。
見つめ合っていた瞳はいつもの笑みに変わって
「あんまり逃げ回っとると、だいちゃんも逃げてしまうかもしれへんで？」
弧を描く口元から八重歯が覗く。
言われた言葉を飲み込めずにいると、掴まれていた手が開放される。
開放されたのに、
立ち上がるだいちゃんを引き止めるように、思わず手を掴んでしまった。
「……いやや…」
だいちゃんに逃げられたらと思うと、息もできない。
近すぎるのも恥ずかしいけど、そばに居れなくなるのは困る。
情けなく眉を下げて掴んだ手を、遠慮がちにきゅ、と握ると優しく握り返してくれた。
「…も〜、朔がデレたんやけど！かわいいっ」
がばっ、とだいちゃんに抱きしめられる。
子供にするようによしよし、と頭を撫でられながら、急な事にギャーッと汚い悲鳴を上げてしまった。
すぐには耐性付きません！
藤原「楽屋でイチャイチャすんな！」
長尾「いや、朔ちゃんめっちゃ悲鳴あげてるやん！？」
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斗和(プロフ) - ミユさん» コメントありがとうございます。ぎゅっと纏めてしまったので不自然さもあったと思いますが面白いと言ってもらえて嬉しいです！別作品は、機会があったらチャレンジしてみたいです (2022年7月27日 22時) (
レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
ミユ(プロフ) - 今回のメンズ校の話を別で見たいな思ってしまうほど面白かったです！！！もし良ければ別作品として、この設定のまま見たいなって…ｵﾄﾞｵﾄﾞ (2022年7月24日 18時) (レス) @page30 id: 98f899b5ac (このIDを非表示/違反報告)
斗和(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。みっちー推しなんですね。私は彼のデュフフ笑いがツボです(笑)美紀さんも体調お気をつけてお過ごしください。 (2022年7月10日 7時) (レス) id: 5566dd5809 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - なにわ男子は道枝駿佑君推しですコロナと最近気温差がすごいので体調などにも気をつけてくださいね (2022年7月8日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斗和 | 作成日時：2022年6月26日 15時
