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俺らも慌てて自己紹介する。
「長尾謙杜です！」
「道枝駿佑です」
「……あれ？」
中西先輩が、俺の顔をじっと見つめる。
「前、図書室で消しゴム落としたことなかった？」
「え、あ、あります」
「やっぱり！ 覚えてる？ その時拾ったの私」
目をぱちぱち。
あの時と全然雰囲気が違って気づかなかったけど、言われてみると確かに。
佇まいがきれいなところが、まんま。
「覚えてます！ あの時はありがとうございました」
「あのみっちーが、図書室で勉強……？」
「おい！ 俺やって勉強ぐらいするわ！」
本気でびっくりした顔で呟いた恭平に思わずツッコむ。
長尾が「三日坊主にもならんかったやつな！」と付け加えた。
……そうやけど！
「それにしても、Aちゃんも呼んどったんやったら言ってくれればいいのに」
唇をとがらせて流星くんが拗ねる。
「あ、ごめん。全然呼ばれてない。たけのこの煮物お裾分けに来ただけ。ついでに和くんに声かけて帰ろうと思って部屋来たら、サックスとアコギの音が聞こえて、つい」
「えー！ 俺めっちゃ好きやねん、Aんちのたけのこの煮物！」
「あ、こないだ貰ったひじきと大根も美味しかったよ」
「ほんま？ 作った甲斐あるわぁ」
A、和くんと呼び合う仲良さげな2人。
おかずを日常的にお裾分けしているらしい会話。
そもそも、勝手に家に入ってくる時点で、もしかして……。
「あのー、2人って付き合ってるんですか？」
長尾が2人を交互に指して尋ねた。
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加賀美もち(プロフ) - Hano.さん» ありがとうございます☺️これからも見ていただけると嬉しいです！ (2022年1月27日 19時) (
レス) id: 451045e34b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 道枝くんとバンドでアオハル、、、！最高です！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年1月27日 7時) (レス) @page5 id: 01437fdce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加賀美もち | 作成日時：2022年1月26日 20時
