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ブォーンとドライヤーの音だけが響くリビングで、綺麗な金髪を乾かしているとガクッと頭が手元から消えては起きてを繰り返す。
ギリギリの状態で頑張る姿を見ていると、胸が締め付けられるような…抱き締めてあげたくなるような。
この前大ちゃんにその話をしたら、"俺はいっつもAにそう思ってんねやで、気持ち分かってくれた？"と、思わぬ角度からお説教を食らった。
「みっちー、乾いたよ」
駿「っ、…寝てた。
ごめん、Aちゃんありがとう。」
「よし、ベッドで寝よか〜」
じっと固まって返事がないから顔をのぞき込むと、またあの顔。
「…どうしたん？」
駿「俺さ、今自分が零なんか道枝駿佑なんか、分からんくなる時あんねん。」
みっちーの隣に腰を下ろすと、ポツリそう言った。
駿「現場に入ったら零になれても、家に帰ったり、メンバーと仕事する時、自分の中から零が消えてしまうのが怖い…
ほんまの自分に戻るのが、怖い…」
これは、繊細なみっちーだからこそ感じることなんだと思う。
駿「今ここにおんのは、ほんまの俺なんかな…」
みっちーの顔を両手で包み込んで向き合うと、不安げに瞳が揺れていた。
「小笠原拓を演じる道枝駿佑、美島零を演じる道枝駿佑。
役にに入り込むことで性格が寄ってしまうことは仕方が無いし、なんも悪いことじゃないよ。
みっちーがそれだけ集中してるってことやん。
でも、みっちーは小笠原拓でも美島零でもなくて、道枝駿佑やから。
ほんまの自分がどうとか、そんな風に苦しまんといて？」
大きな身体を力の限り抱き締めた。
みっちーの不安が少しでもなくなるように、
自分は自分なんだと伝えたくて。
駿「……ッギブギブ、苦しい」
離れて目を合わせると、そこにはいつものみっちーがいた。
駿「やっぱAちゃんに話して良かった〜
なんかスッキリしたわ。
じゃあさ、明日の朝ごはんはホットサンド食べたい」
「いや、"じゃあさ"の使い方おかしいから 笑」
ハハハと赤ちゃんのように笑うみっちーを見て、今日と明日は私が目一杯甘やかしてあげるんだと心に誓った。
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「ゼロが憑依しているみっちーを甘やかす話」リクエストありがとうございます🥲🌟
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めし(プロフ) - a♪さん» ありがとうございます🥲⟡.·a♪さんのお気に入りの作品になれて嬉しいです₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡これからもよろしくお願いします📖´- (2月29日 23時) (
レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
a♪ - X500人おめでとうございます！！これからも応援してます😊めしさんのお話が一番大好きです(^^♪ (2月29日 17時) (レス) @page37 id: 74514c1cfc (このIDを非表示/違反報告)
89 - 返信ありがとうございますm(_ _)mそうです！大橋担です😊ほんとですか！？大橋くんのお話楽しみにしてます♪もちろん他のメンバーのお話も楽しみにしてます😊❤️ (2月17日 17時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
めし(プロフ) - 89さん» いつもありがとうございます🥲⟡.·大橋担さんでしょうか…？大橋くんのリクエスト沢山残っているので、楽しみにお待ちください☺️♩ (2月17日 8時) (レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
89 - いつもお話楽しませてもらってます！！本当に大好きな作品です！これからも楽しみにしてます(^^♪ (2月16日 18時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めし | 作成日時：2024年1月24日 18時
