■ おくすり ページ30
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丈「A、これなに」
「あっ、」
丈くんの手には、先程飲んだ薬の抜け殻。
薬って言ってもただの鎮痛剤で、みんなに余計な心配をかけないようにと捨てたつもりが置き去りにしていたようで。
丈「もうバレてんねんから、隠すのなし。
ほんまのこと言って。
調子悪いん？」
大「だ〜っ、疲れた…って。
何この空気、どうしたん？」
和「ん、なになに？」
タイミング悪く楽屋に戻ってきたのは、超がつくほど心配性の2人。
もう、逃げることはできなさそう…
丈「Aが薬飲んでんの隠そうとしてたから」
大「え、何の薬？」
"ん…"と丈くんから渡された薬のゴミに印字された文字を、まじまじと見つめる2人が"あっ！"と声を揃えた。
丈「…なに？」
和「えっ、もうそんな時期か…今回しんどいん？」
大「いつもは薬飲んでへんやん、お腹痛い？」
だから、バレたくなかったのに…
毎月やってくる女の子の恒例行事に付き合わせるなんて申し訳なくて、いつもは誰にも何も言わずやり過ごしていた。
少しでも痛いと言えば想像の5倍は心配するに決まってるし。
丈「…なに？お前ら知ってんの？」
大「まぁまぁ、女の子は毎月付き合っていかなあかんデリケートな問題やからね。」
丈「は……？あぁ……え、そういうこと？
……………ごめん、言いにくかったよな。」
先程までの勢いはどこへやら、丈くんが気まずそうに目を逸らすからこっちまで恥ずかしくなっちゃって。
丈「ていうか、お前ら男兄弟しかおらんのになんでそんな慣れてんねん」
和「…逆に丈くんお姉ちゃんおるんやから分かってあげなぁ」
丈「お前に言われんの悔しいわ、なんか」
和「A〜、ふらここで横なり」
楽屋の小上がりになっているスペースにブランケットを用意してくれて、楽な姿勢を知っている大橋くんは自らの膝を叩いて私を呼ぶ。
流「っはぁ、ごめんお待たせ。」
勢いよく開いた扉に目を向けると、ビニール袋いっぱいに温かい飲み物やカイロ、チョコレートを詰めた流星が息を切らしていた。
「流星、なんで」
流「見てたら分かるよそりゃ、何年一緒におると思ってんの」
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「薬を飲んでいるのが兄組に見つかる話」「生理でかずりゅちぇに甘やかされる話」リクエストありがとうございます🥲🌟
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めし(プロフ) - a♪さん» ありがとうございます🥲⟡.·a♪さんのお気に入りの作品になれて嬉しいです₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡これからもよろしくお願いします📖´- (2月29日 23時) (
レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
a♪ - X500人おめでとうございます！！これからも応援してます😊めしさんのお話が一番大好きです(^^♪ (2月29日 17時) (レス) @page37 id: 74514c1cfc (このIDを非表示/違反報告)
89 - 返信ありがとうございますm(_ _)mそうです！大橋担です😊ほんとですか！？大橋くんのお話楽しみにしてます♪もちろん他のメンバーのお話も楽しみにしてます😊❤️ (2月17日 17時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
めし(プロフ) - 89さん» いつもありがとうございます🥲⟡.·大橋担さんでしょうか…？大橋くんのリクエスト沢山残っているので、楽しみにお待ちください☺️♩ (2月17日 8時) (レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
89 - いつもお話楽しませてもらってます！！本当に大好きな作品です！これからも楽しみにしてます(^^♪ (2月16日 18時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めし | 作成日時：2024年1月24日 18時
