■ おてんば警護 ページ15
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丈「……なに？」
「いや、なんも」
丈くんって私の事を四六時中見てる訳でもないのに、何かとピンチのときはそばに居たりする。
躓いて転けそうになった時とか、局内で迷子になった時とか、急いでるのに共演者さんに捕まってしまった時とか。
さっきも手元のコーヒーに気づかず倒しそうになったけど、丈くんが咄嗟に私の腕を掴んで防いでくれたし。
「丈くん」
丈「ん？」
「丈くんって私のこと警護してるん？」
丈「…はぁ？」
「だって、いつも助けてくれるやん」
″何言うてんねん″と、私には目もくれずスマホの画面に夢中。
「ボディーガードしてよ、湊くん」
丈「絶対、嫌」
「絶対って、そんな。
丈くんコンビニ着いてきてよ〜」
丈「嫌やわこんなお転婆娘の警護なんか。
いらん事ばっかするやろ、どうせ。」
「っ、失礼な！
どこがお転婆や。」
丈「チョロチョロ動き回るし、1人で出ていったと思ったら誰かしらに捕まってるし。
逆にお前のどこを見て、落ち着いたお姉さんやねん。」
酷い言われようにムッとすると、″大ちゃんとコンビニ行くか？″って。
いつもならこのまま大ちゃんと行くんだけど、このまま食い下がるのはなんだか悔しくて…
「もう大人なんやから1人でコンビニ行くぐらいできます」
いつも助けてくれるボディーガードみたいだなんて思った自分がアホらしい。
きっと丈くんが私の警護担当だったら、こうやって毎日くだらない喧嘩ばっかりしていると思う。
「うわ、最悪…」
丈くんが好きなスイーツを片手にコンビニを出ると、さっきまで晴天だったはずが土砂降りで。
「ついてなさすぎ…」
″ほら言わんこっちゃない″
顔を上げると、大きな黒い傘をさした人がひとり。
丈「寒い、はよ戻んで」
傘から覗いたのは、呆れた顔の丈くんだった。
「なんで」
丈「なんでって、コンビニ行きたい言うたのに置いて行ったんそっちやろ。」
「あほ、行くなら行くって言ってよ」
丈「はぁ？
天気予報も見んと出ていくやつに言われたないわ」
やっぱり丈くんは私のボディーガードなのかもしれない。
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「丈くんに警護されたいA」リクエストありがとうございます🥲🌟
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めし(プロフ) - a♪さん» ありがとうございます🥲⟡.·a♪さんのお気に入りの作品になれて嬉しいです₍ᐢ‥ᐢ₎ ♡これからもよろしくお願いします📖´- (2月29日 23時) (
レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
a♪ - X500人おめでとうございます！！これからも応援してます😊めしさんのお話が一番大好きです(^^♪ (2月29日 17時) (レス) @page37 id: 74514c1cfc (このIDを非表示/違反報告)
89 - 返信ありがとうございますm(_ _)mそうです！大橋担です😊ほんとですか！？大橋くんのお話楽しみにしてます♪もちろん他のメンバーのお話も楽しみにしてます😊❤️ (2月17日 17時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
めし(プロフ) - 89さん» いつもありがとうございます🥲⟡.·大橋担さんでしょうか…？大橋くんのリクエスト沢山残っているので、楽しみにお待ちください☺️♩ (2月17日 8時) (レス) id: 59e06294b0 (このIDを非表示/違反報告)
89 - いつもお話楽しませてもらってます！！本当に大好きな作品です！これからも楽しみにしてます(^^♪ (2月16日 18時) (レス) id: fd5a3dc98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めし | 作成日時：2024年1月24日 18時
