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とあるお昼の時間。
俺達は六人でお昼ご飯を食べていた。
「Aとお昼ご飯を食べれるなんて久しぶりだね。」
雷蔵が嬉しそうに言う。
Aが居るからか何となくいつもよりも和やかな雰囲気だ。
皆、楽しそうに団らんしている。
「…門。八左ヱ門!」
三郎が俺の名前を呼んだ。
「…あぁ、ごめん。気がつかなかった。」
「…ったく、大丈夫か?」
「気にするな、大丈夫だ。」
俺はあははと笑いながらそう言った。
「本当に大丈夫?無理しないでね。」
Aが俺に話しかける。
どこからどう見ても、Aにしか見えないのだが、正体は怨霊だと考えると、憎たらしい。
「…大丈夫だから。」
偽物のことを“A”だなんて呼びたくなくて、ただそれだけ呟いた。
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nayu(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!了解です!順次、作成していきます(`・ω・´)ゞ (8月5日 7時) (レス) id: 754bc10f42 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - お話を読んで面白かったです、連日の猛暑が続いてますので熱中症などにお気をつけてください。それであの落ち着いたらでいいですので、富松作兵衛を中心とした三年ろ組の絡んだお話が読みたいです。 (8月4日 19時) (レス) @page10 id: 9822cc9766 (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - 夜桜ほたるさん» コメントありがとうございます🥰了解です!五年生編が終わり次第、六年生多めの話も作りたいと思います。 (7月31日 22時) (レス) id: b0b40a7cac (このIDを非表示/違反報告)
夜桜ほたる - すごく面白いです!!!更新楽しみにしてます〜!!・・・・できれば6年生のお話が見たいです!お願いします〜 (7月31日 20時) (レス) @page8 id: 1600cbbb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nayu | 作成日時:2023年7月24日 17時