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「ワンワンッ!」
「(いつまで吠え続けるんだろう?)」
…と思ったその時だった。
「…ここは?」
Aとまめ吉が居る方から声が聞こえた。
一瞬、まめ吉が喋ったのかと思った。
“もしや”…と思って、近づいてみる。
「伊作先輩、Aが…Aが!」
「どうしたんだい?八左ヱ門。そんなに慌てて…」
疲れた様子で力なく笑う伊作先輩だったが、Aを見て言葉を失った。
他の五年も“どうした?”というような顔で俺たちの方を見て呆然としていた。
そう。Aが目を覚ましたのだ。
「えっと、ここは…?」
「保健室だよ。君はずっと眠っていたんだよ。」
「…。」
Aはまだボーッとしたような虚ろな目をしている。
「まだ目が覚めたばかりだ。すぐに立ち上がったら危険だから、横になっていて。」
状況を理解した伊作先輩は、さすが保健委員長と言わんばかりに的確に指示した。
「皆、せっかくAが目覚めたところ申し訳ないけど、一旦戻ってくれ。また、後で呼ぶから…。」
「分かりました。」
未だに呆然としている五年をひきずって、喜八郎と俺は保健室から出た。
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nayu(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!了解です!順次、作成していきます(｀･ω･´)ゞ (8月5日 7時) (
レス) id: 754bc10f42 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - お話を読んで面白かったです、連日の猛暑が続いてますので熱中症などにお気をつけてください。それであの落ち着いたらでいいですので、富松作兵衛を中心とした三年ろ組の絡んだお話が読みたいです。 (8月4日 19時) (レス) @page10 id: 9822cc9766 (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - 夜桜ほたるさん» コメントありがとうございます🥰了解です!五年生編が終わり次第、六年生多めの話も作りたいと思います。 (7月31日 22時) (レス) id: b0b40a7cac (このIDを非表示/違反報告)
夜桜ほたる - すごく面白いです！！！更新楽しみにしてます〜！！・・・・できれば６年生のお話が見たいです！お願いします〜 (7月31日 20時) (レス) @page8 id: 1600cbbb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nayu | 作成日時：2023年7月24日 17時
