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「で、用事って何だ?」
「ここではアレですから、場所を変えましょう。着いてきてください。」
...
どんどん歩いて行く喜八郎に着いていくこと数分。
「どこまで向かうんだ?」
「もうすぐですよ。」
その瞬間、自分が踏んだ地面から嫌な音がした。
「えっ?」
気付いた時には、暗く狭い場所に尻餅をついていた。
「ここは?」
「落とし穴のトシちゃん37号で〜す。」
そう言いながら、喜八郎も穴の中に降りてきた。
「ここなら、人に聞かれませんから。」
そうして、俺達は穴の中で向かい合って座る形になった。
「時間もないので、単刀直入に言います。竹谷先輩は、妖のこと知ってますよね?」
「…っ、どうしてそれを?」
「A先輩からお聞きしました。先輩が陰陽師ってことを知ってるのは、学園長と僕、そして竹谷先輩だけなんです。」
「(あのこと、喜八郎も知っていたのか。)」
少しだけ複雑な気持ちになった。
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nayu(プロフ) - 白狐さん» コメントありがとうございます!了解です!順次、作成していきます(`・ω・´)ゞ (8月5日 7時) (レス) id: 754bc10f42 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - お話を読んで面白かったです、連日の猛暑が続いてますので熱中症などにお気をつけてください。それであの落ち着いたらでいいですので、富松作兵衛を中心とした三年ろ組の絡んだお話が読みたいです。 (8月4日 19時) (レス) @page10 id: 9822cc9766 (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - 夜桜ほたるさん» コメントありがとうございます🥰了解です!五年生編が終わり次第、六年生多めの話も作りたいと思います。 (7月31日 22時) (レス) id: b0b40a7cac (このIDを非表示/違反報告)
夜桜ほたる - すごく面白いです!!!更新楽しみにしてます〜!!・・・・できれば6年生のお話が見たいです!お願いします〜 (7月31日 20時) (レス) @page8 id: 1600cbbb8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nayu | 作成日時:2023年7月24日 17時