king&Prince病系短編集 part2

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【岸】


神宮寺は３日後に目を覚ました。




順調に回復してきてるところ。




まだ退院は出来てないんだけどね。




でもまだ玄樹は目を覚ましていない。




事故が起こってから今日で１週間が経とうとしていた。




なのにまだ玄樹の目は開けられることはない。




本当に昏睡状態になっちゃったのかな....？




今は二人とも活動休止にしてもらってるんだけど俺らだけの仕事場の楽屋での空気はものすごく重

い。




だれも言葉を発することはないけど皆が考えてることはきっと同じなんだと思う。




神宮寺にも今日、この事を話した。




神宮寺「....もし玄樹が昏睡状態になったら俺のせいなるんだよね。」




廉「どういうことや？」




神宮寺「玄樹、俺のこと庇ってくれたんだ。だから俺は軽い怪我ですんでるけど玄樹は俺よりも酷い

怪我でスゴい苦しんでる。なのに俺なんかが生きてていいのかな....。」




廉「なに言ってるん？そんなこと言ったら玄樹に失礼やん。玄樹はじんのことどんな思いで守ったと

思っとるの？玄樹は昔っから自分の意見を言うことが苦手やったのにじんだけにはちゃんと伝えてく

れてたこと忘れたん？玄樹にとってじんは大切な存在だから自分の命を掛けてでも守りたかったんや

ないの？」




岸「廉の言うとうりだと思う。」




神宮寺「玄樹....ありがとう。」




そう言ってじんはたくさんの涙を流した。

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