king&Prince病系短編集 part2

. ページ15

【岸】


偶然、紫耀に会ったから紫耀にも手伝ってもらうことにした。



紫耀と部屋に戻ると廉は自分で起き上がろうとしていた。



だけど起き上がれなかった。



岸「廉、吐きそう？」



廉はゆっくり頷いた。



岸「ゆっくり起こすから吐いちゃいな？吐くときに目にタオルを置くけどいい？」



廉「ん....」



俺はゆっくり廉のことを起こして支えながらゴミ箱を口元に持ってた。



ゴミ箱は紫耀に持ってもらって俺は廉の目をタオルで隠した。



岸「吐いちゃっていいよ。」



俺がそう声をかけると廉は吐き始めた。



吐いてる最中、廉は俺に全体重かけていた。



吐き終わってから廉はすごいぐったりしてた。



目眩は落ち着いたものの、呼吸はまだ少し荒い。



紫耀「廉、水飲ませるね。」



廉「ん....。」



俺が支えてどうにか水を飲ませた。



廉をベットに乗せて熱冷まシートを額に貼って体温計を脇に挟んだ。



紫耀「何度？」



岸「42.4....」



紫耀「42.4⁉」



岸「やっぱり病院連れてく？」



紫耀「そうだよね。」



岸「病院いくんだけどいい？」



廉「ん....。」



紫耀「じんたちに伝えないと....。」



岸「だよな....。」



紫耀「俺伝えておくよ。だから病院いく準備しといて。」



岸「おう、わかった。」



俺はパーカーなどを廉に着させて行く準備を始めた。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す