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大西「ねぇ……大ちゃん……これ……」
そう言うて僕の拾った薬の小瓶を見せると大ちゃんはその側面を見て目を見開く。
そんな大ちゃんの反応を見て「どしたん？」って集まってくる大橋くんたち。
その輪に救急車の連絡をしてくれてた丈くんも加わる。
西畑「……睡眠薬………」
薬に張られたラベルを見て大ちゃんがそう呟く。
大西「それ、拾った時から中、入ってなかってん」
長尾「空き瓶やったってことですか？」
大西「……うん。あのさ……もしかして……やけど……」
そう言いだした僕がこの先言おうとしよったことを大ちゃんは察したんやと思う。
西畑「……わかっとる………」
「みっちーは自分から命を断とうとしたんかもしれん」
と、僕が次の言葉を発する前に大ちゃんは呟いた。
その先は言葉にして欲しくない、聞きたくない、受け入れたないとでも言うように……
他のメンバーも僕の言おうとしたことに察しがついたみたいで浮かない顔をしとる。
そんな会話をしてから十分もせえへんうちに救急車のサイレンが聞こえてきてあっという間にみっちーは担架に乗せられて運ばれていった。
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西畑side
救急車を追うようにして俺たちも車に乗り込む。
丈くんの運転する車で病院に向かっとる車中で行われた会話はあの薬の小瓶について。
大橋「あの小瓶の中身って睡眠薬やったんやろ？」
大西「はい。みっちーの近くに落ちとって……」
藤原「あの状況から考えたら睡眠薬の過剰摂取の線が一番濃いよな……」
西畑「……自分から命を断とうとしたってことですか？」
藤原「あくまでも可能性やから……」
年上組の三人があの小瓶や道枝の状況について話し合う中、放心状態の流星たち三人。
長尾「なんで………」
長尾はさっきからずっとそう呟いとって……
いつもの騒がしさの欠片もない。
そんな長尾の隣に座って背中に手を置き、寄り添う高橋。
表面上はお兄ちゃんらしい姿の高橋やけど、長尾の背中に置いとる手と反対の手は震えとる。
流星も「大ちゃん……」っていうて俺の存在を確かめるかのように何回も名前を呼ぶ。
暗い雰囲気の漂う車で移動すること約十分。
病院に着くと俺たちは待合室みたいなとこに案内されてそこの横長の椅子に腰かける。
誰もが不安やから自然と集まって寄り添い合って座る。
特に何かの会話をすることもなく一時間くらい待っとると道枝の処置が終わった、と個室の病室に案内された。
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明日香 - sevenさん» コメント返すのが大変遅くなってしまい申し訳ございません。メンバーのみんなの言葉はこだわったポイントだったのでグッときたといって下さり嬉しいです！これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします！ (2020年4月23日 22時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
seven - 道枝君のいじめのお話、メンバー1人1人の言葉にグッときました…。 やっぱりなにわ男子って無敵ですね！ (2020年3月30日 3時) (レス) id: b60d6b4dfb (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - はるきさん» リクエストありがとうございます！はるきさんのリクエストで書かせていただきますね。 (2020年2月29日 15時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 明日香さん» 恭平くんのお誕生日リクエストについてですが組合せはきょへながメインでシェアハウス設定でメンバー全員でドッキリを仕掛け誕生日を祝う展開を希望します。是非検討の方をお願いします。 (2020年2月28日 6時) (レス) id: 2a1d7045bc (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - はるきさん» コメントありがとうございます！毎回リクエストが詳しくて書きやすいです。なるべく更新できるように頑張るので引き続きご愛読と応援よろしくお願いします。 (2020年2月12日 22時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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