なにわの調２ (ページ9)

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和「恭平、今日は晩御飯間に合うって言うとったからそれに合わせて作るな〜」

大「オッケー。何か手伝うで」

流「俺もやる〜」

和「ありがと！

じゃあ大ちゃんは野菜切ってくれへん？

流星は今からいう調味料計ってや〜」

大「うぃ、シェフ！」

和「おお、フランス語。よう知ってるなぁ〜」

大「テレビで見た(笑)」

3人ではっすんの手伝いをしながら、雑談を始める。

やっぱり、このみんなといる時間は俺にとって安心感があるし、それでいて楽しい。

みんなそれぞれ個性はあるんやけど、それでもこうやって集まれば個ではなく集や。

流「今日な、下駄箱でみっちーと謙杜のこと待ってたら2人、走ってきて」

和「なんで？」

流「それがな、『大西くんに寂しい思いさせたない』ってみっちーが言うてん」

大「はぁ〜可愛い、天使か？」

流「ほんまにずっきゅんってなった…」

和「いいなぁ俺もみんなと帰りたい〜」

大「りゅちぇ、役得やな(笑)」

流「謙杜はみっちーが走ったから追いかけてきたみたいな感じやったけど、みっちーから理由聞いたら責めはせんかってん。

謙杜は年下やけど、大人よな」

和「わかる〜！

ちゃんと一歩引いたとこで物事見てるんよなぁ！」

大「うちの家族、ハイスペック説ない？」

流「俺何もない」

和「俺も」

大「俺も」

大・和・流「いやあるやろー！！！」

流「なんでハモるん(笑)」

和「あっはは！おもろー！！」

大「お互いがお互いにハイスペックだと思ってるのに自分には自信ないねんな(笑)

はー笑った(笑)」

今日あったこと、弟の可愛い自慢に花を咲かせながら3人、笑いながら晩御飯の支度を進めた。