なにわの調２ (ページ7)

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謙「ただいまー！」

大「おかえり〜」

施設について、ただいまの声を上げるとリビングの方から大吾くんのおかえりが返ってきた。

流「ただいま、大ちゃん」

道「ただいまです…」

大「どうやった？学校は」

道「2人がいてくれて、楽しかったです…！」

大「そかそか〜！良かったなぁ」

大吾くんの温かい手がもう最近はお決まりのよしよしをしてくれる。

何か僕…甘やかされすぎちゃうやろか…？

謙「他のみんなは？」

大「恭平は学校終わって直で仕事行っとる。

はっすんは買い物してから帰ってくるって〜」

道「はっすん…？」

聞き慣れないその呼び名に思わず首を傾げてしまう。

自己紹介の時も、そんな人おらんかったし…。

もしかして施設の人のこと言うてるんかな…？

流「大橋くんのことやで、みっちー」

道「え？大橋、くん…？」

大「あれ？俺、みっちーの前で言うてへんかったっけ」

謙「言うてへんかったんちゃうん？」

道「僕が知らん人の話してるんかと思いました…」

大「あんまり結び付かんか(笑)

俺しか呼んでへんしな〜」

流「ちなみに俺はたまにりゅちぇって呼ばれとるよ」

道「りゅちぇ…くん、」

流「いや、くん付けは違和感(笑)」

すごいギャル感…でも大西くん、可愛い顔立ちやから似合っとるなあ。

皆のネーミングセンスピカイチやわ…。