なにわの調２ (ページ11)

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晩御飯も食べ終わり、各々部屋に戻っていく。

今日の晩御飯はきんぴらごぼうと、魚の煮付け、豆腐のお味噌汁やった。

きんぴらごぼう、むっちゃおいしかったなぁ。

後で大橋くんに感想言わな。

謙「みっちー次、お風呂どぞ〜」

道「あっ、ありがと！じゃ、いってきます」

謙「うんいってら〜！」

部屋から出て、お風呂場に向かうと大西くんが洗面台のところで肌のお手入れをしていた。

流「お、みっちーこれからお風呂？」

道「はい！」

流「じゃあ、はいこれ。

俺のおすすめの美容液。お風呂あがりに塗ってみて」

ぽん、と手に乗せられたのは小さなボトル。

流「試供品なんやけど、2個目やし使ってみてええ感じやったからみっちーにもおすそ分け！」

道「ええんですか！ありがとうございます…

でも僕、こういうの初めてで、どう使うんが正解なんですか？」

流「その美容液を手に数滴垂らして顔、ぺちぺちするだけの簡単お手入れよ」

道「なるほど…やってみます！」

流「後で感想教えてな〜」

道「はい…！」

ええなあ、変わらず毎日温かくてポカポカや。

僕、ここに来て良かった。

今まで知らなかったことも初めてなこともたくさんあるけど、それでもみんなの温かさが幸せを身近に感じさせてくれる。

これからたくさんの日々、みんなと笑えたらええな。

シャワーを浴び、20分くらい湯船に浸かって上がった。

そのままさっき大西くんにもらった美容液を数滴手に取り、アドバイス通り顔をペチペチと叩く。

鏡を見ながらペチペチしていると、ガチャリと風呂場の扉が開いた。

恭「おわっ、みっちー！ごめん！

誰もおらんかと思ってた！」

道「大丈夫です！お風呂、空いてますよ…！」

恭「ありがと。お風呂上がりのみっちーもかわええ」

道「…！へへ、高橋くんに褒められるの嬉しいです」

恭「かわい。」