(考え中)ｽﾐﾏｾﾝ… (ページ4)

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扉の先の屋敷ページ4

滲んでいた光が弾けるように辺りを真っ白に染め上げ、あまりの眩しさに目をぎゅっと閉じた

目を開くと、そこは･･･──

(え･･･？)

しん、と静まりかえる暗い廊下だった

『…っ?!』

(どういうこと？さっきまでの廊下は…？)

目の前の光景は、先程いた場所とは全く違って見えた…

(それにしても…暗すぎるわ…まるで…)

･･･夜みたい──そう思いながら近くのカーテンを開けると･･･

紺碧の空には、星が無数に輝き、その中心には夜空を割くように真っ白な三日月が浮かんでいた

『っ?!夜？』

(確かに先程まで昼過ぎだったのに…?!)

スマホを取りだし時間を確認すると、画面は、14時半をまわったことを示していた

(どういうことかしら？)

窓の外は相変わらず真っ白な三日月が浮かんでいるため、今が夜であることを告げていた

(とにかく･･戻った方が良さそうね)

そう思った矢先･･･ぐらりと視界が揺れた

『っ…』

倒れそうになるのを踏みとどまって何とか倒れずに済んだ

(なんだったのかしら…)

(あ…扉)

廊下の突き当たりにの壁にはルーヴル美術館で見た扉と、同じデザインの扉がある

扉に手をかけ、来た時と同じように押し開こうとしたが──びくともしない

『？…どういうこと…？』

何度押しても開かない扉を前に、ひとり戸惑っていると

？｢･･･お前、そこで何してる？｣

突然聞こえた声に多少驚きながら振り返ると、すぐ近くに漆黒の髪の男性が立っていた

『あら、どなたかしら？』

(危害をくわえそうにないから…大丈夫かしら)

『貴方、ここの開け方ご存知？』

？『まさか…お前も…この扉を抜けてきたのか？』

『えぇ』

そう答えると、男性の表情が、どんどん険しくなっていく

『…どうかし──』

私が言いかけた時･･･

？｢…あれー？｣

ガチャリ、と音をたてて廊下の先の扉が開き、別の男性が姿を現す

同時に、先程声をかけてきた男性の小さな舌打ちが耳に届いた

？｢またこの展開かよ…｣

(…？…また？)

？｢ナポレオンの彼女ー？すごい綺麗な子だね、美味しそう｣

そう言い近ずいてきた男性の舐めるような視線が私を捉える

(不快な視線だけど…)

『ふふっ』

？｢え？今の笑うとこあった？｣

私はクスッと笑い

『ごめんなさい、だって──』

『貴方、全然本気の目をしてないじゃない』

✂--------------- ｷﾘﾄﾘ --------✂

ちょっとずつ話しが変わってきた!!

推しが早く出てきてくれて我は嬉しいぞ!!