小さな星の王子様【姫宮桃李】 ページ43
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シャワーを浴びたあと、あんずにもらった雑誌を開く。
Aも学院内ではfineには劣るが、人気ユニットに入っている。
fineはあまりメディアにそこまで露出しないけれど、Aのユニットはかなり出ている。
色んな知らない家畜共の顔なんて、興味なくて、Aの顔にしか目がいかない。
「あっAの好きなタイプとか載ってる」
そこには各メンバーのインタビューが載っていた。
普段の私生活とか好きな食べ物、好きなタイプ
『自信家だけど時々弱気になって守ってあげたくなる子。ツンツンしてるのにデレたら可愛い子です』
「具体的ですが思い浮かべる方か居るんですか？」
『秘密、ですね』
ズキリ、と胸が痛む。
心がポキリと折れたかのように感じた。
涙が、自然と流れる。
なにそれ、僕みたいに可愛い子がいるのに、他に誰がいるの。僕が1番に決まってるでしょ。意味わかんない。
「どうしよ、僕失恋しちゃったぁ……」
あとから、弓弦が目を見開いて僕の背中を何度も撫でていたけれど、涙が収まりそうにはなかった。
その次の日、僕は髪を消した。想いも一緒に消えたらいいのに。
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『そっちの髪も似合ってるよ』
優しく笑ってくれる。
褒め言葉もなんだか辛くなってくる。僕のこと好きじゃないくせに、そんな事言わないでよね。
弓弦も少し察しているようで、僕のことを心配そうに気にかけてくる。
ほっといてよ。これは僕の問題で、弓弦にこんなことまで手伝ってもらうなんて恥ずかしい。
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次の日は、休みの日でAと顔を合わせなくていいからよかったと思っていた。
「坊ちゃま、お客様です」
「えー、誰？まあいいや。入れて」
僕の部屋に入ってきたのは、Aだった。
手を振って笑顔で僕を見る。
でも、違った。
「A、何その髪型……」
Aの肩まである長い白い髪が綺麗に無くなっていた。
『ちょっと、桃李くんも切ったのになんで泣きそうなの？』
あの、白く細く綺麗な髪が好きだった。
よく、髪を結んで遊んだり、昔から大好きなあの髪が初めてこんなに切られていた。
ショックだった。
「なんで切っちゃうの！Aには、切る意味ないよ」
『じゃあ、どうして桃李くんはいいの？』
「そりゃあ、Aが振ったからでしょ！！僕がいるのに！」
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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