嫉妬の形【衣更真緒】 ページ3
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「……は？え、な、何で」
『真緒くんは何も感じないかもしれないけど、やっぱり俺は罪悪感で死にそう』
意味が分からない。
何を言っているのか。
『大晦日でも、誕生日でも、何時でも真緒くんは俺のそばに居てくれて凄く幸せで。折角だから凛月くんと居てよって言っても真緒くんは笑顔で俺に優しくしてくれて、嬉しかった。ありがとう』
涙を一粒流し、俺に『ありがとう』と言う。
何で、何で、そんな自分を押し潰してまで優しくするのか。
俺もお節介とよく言われるけれど、Aはその俺の倍以上自分を押し殺して相手に優しくする。
「……馬鹿、俺が好きなのは、最初から今日までお前だっつーの」
『…………え、真緒くん。俺のこと、好きなの？』
Aの腕を強く握り、情けなく涙を流す俺。
それに比べ、Aはぽかんとした顔で答える。
どうやら、俺達はやっと長年の誤解が解けたようだ。
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番外編
朔間さんとAが帰っている時の話。
『大体、真緒くんは何なの！？』
「これこれ、Aくん。早く酔いが覚めておくれ……」
成人になって、Aは人前では酒を飲んでも普通を装っているが、彼は想像以上に弱い。
厄介じゃのう……、本当は恋人の真緒くんに頼りたかったのじゃが、我輩が嫌がらせのように指名されてしもうたから。
『いつも俺がわざわざ凛月くんと一緒にさせてあげたのに、俺ばっかといるし、同情してるの！？』
「それは、お主が好きだからじゃよ」
『え、零さん、真緒くんの同棲する時なんて言ったと思う？
「Aと居ると楽だからこれからも一緒に居たい」
そうですか。俺はどうせ楽な給食当番ですよ！！』
そういう意味の楽じゃなく、気持ちが楽だと彼は言いたいんだと思うんじゃが……。
『凛月くんとは、おんぶしたり、一緒の布団で寝たり、「りっちゃん」「まーくん」って呼びあったりするほど仲良いのに、俺に「愛してる」とか、どう返せばいいのか分からない！！
『なんか、冗談で言ってたら俺が好きって返してたら馬鹿みたいじゃん！！』
これは、確かに衣更くんにも問題があるじゃろう。Aくんには手を1つも付けていないからのう。
少し、触れ合って愛を伝えてみれば良いのに……。
こうして、べろんべろんのAを背負いやっとのこと家まで着けた朔間であった。
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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