過去の友達【深海奏汰】 ページ22
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「そうですね。ぼくはおさかなさんがすきです」
「へえ、じゃあ深海さんは魚を飼っていたりしているんですか？」
「はい、たべるととてもおいしいです……♪」
「好きなのに食べるのかい！！」
テレビの前で映る彼。
彼の名は深海奏汰。
そして、俺の中学の頃の友人。
今やテレビに出てその変わった個性が認められているが、昔は周りは彼の性格が理解できなくて浮いていた。
でも、彼は誰よりも優しく良い人というのは俺はちゃんと知ってる。
．
『奏汰、そんな所でいると腹壊すよ』
「A。なにしているんですか？」
『授業始まるのに奏汰が来ないから迎えに来たんだよ』
彼はいつも学校の近くの川のような場所で水の中に入っていた。
それは本当にかなりの変人ぶりだ。俺も流石に初めは驚いた。
でも、彼といる時は誰よりも気楽でとても楽しかった。
気を遣わなくていいし話さない時間があっても嫌に思わない。
本当は、カラオケとか色々他の友達と同じように遊んでみたいけど、彼らしくないし断っていた。
休みの日は……、ああ、水族館。水族館なら一緒に行ったことがある。
青春っぽくないけど、俺にとってはとても楽しい日々だった。
彼に高校はどこに行くのか聞いてなかったけど、まさかアイドル校だなんて思わなかった。
まあ、予想外のことをするのはもう慣れたよ。
思い出に浸っていると突然、着信音が部屋に響く。
相手はただの仕事仲間。
「なあ、A。流星隊って知ってる？」
『知ってるよ』
「一緒にライブ行かない？」
……まじか。
すぐに行きたいと言った。
友達だったくせに、ライブには行ったことがなかった。
テレビに引っ張りだこの奏汰はもう俺のことなんて忘れてるだろう。
なんて思って、高校のライブも行かなかった。
．
「ホントにありがとう みんなの応援が、勇気をくれるんだ この胸に」
テレビではなく、直接見る笑顔。
ペンライトなんて、振ることも出来なくて、ただ固まって彼のことを見ることしか出来ない。
ああ、あいつってこんな風に笑っていたよな。懐かしい。
キラキラ輝いていて、引き寄せられるような瞳で、本当に綺麗だ。
なんだ、もっと早くにライブに来ていればよかった。
今までは友人として、としか思っていなかったが、今度はファンとして彼のライブに来ようかな。
少しだけの俺の青春。
でも、楽しかったよ。流星ブルー。
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どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 了解です！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - 宗さんとみかちがいいですか！ (2019年8月8日 20時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» キャラ誰がいいですか？？ (2019年8月8日 16時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - apipeさん» 分かりました！リクエストありがとうございます^^* (2019年8月6日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
apipe - ２人が夢主が好きで夢主にアピールしてるのに全然きずかないのが見たいです。 (2019年8月5日 23時) (レス) id: 6a53dc23ed (このIDを非表示/違反報告)
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