25.重なる負荷 ページ25
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『……というわけで、ジャックくん。泊めて貰えないかな』
「駄目だ」
え、と声が出た。
予想外だ。ジャックくんは俺の事をそれなりに信頼しているように見えた。あの寮長に逢いに行く時も手伝ってくれたし。
まさか、即答で却下されるなんて思いもしなかった。
『迷惑だよね。元はと言えば俺が悪いんだけど、お願い』
「……もう少し、危機感を持ったらどうだ？」
はい？
馬鹿な事を。
俺はれっきとしたβ。Ωと違ってヒートもないし大丈夫だというのに。
誤解をしていたようだな。ハッキリ、何を言ってんの？と言ってしまったら傷つけてしまうかもしれない。
なるべく、オブラートに包んで誤解を解こう。
『えっと、大丈夫だよ？俺、βだから』
「……いや、そういう事じゃないんだが。まあ、いい。そんな風にあれこれ言ったら危険だからやめろ」
頭を掻きながら、真剣な目で言ってきた。
ジャックくんの瞳に俺が映る。その先にいた俺の顔は目を丸くして如何にも頭の上にクエスチョンマークが乗っているような、そんな顔。
……別に、俺いつも同室のセベクくんと寝てるんだけどな。
という訳で他のサバナクロー寮生に頼ってみることにした。
「あっ、じゃあレオナさんの所で泊めさせてもらえばいいんじゃないスか？」
ラギー先輩から言われた言葉。
あの人がそう許してくれるのか……。
仕方ない。俺だってわざわざ毎朝鏡を使って他の寮に行くなんて面倒この上ない。
体が重いことを実感しながら、足を上げた。
『……というわけで泊めさせてもらうのは？』
「却下」
ですよね……。
じゃあ、他のムキムキなサバナクロー寮生に腹割って相談だな。
「……他の生徒に他の頼みに行くのか？」
『え？はい』
「うちの寮はディアソムニアを敵と見なす連中が多い。お前を見ただけで襲ってくるやつがいるかもしれないが、それでも、か？｣
揶揄うように口の右端を上げながら、話してきた。
脅しか？なんて人なんだ。
笑顔を作りながらも苛立ちを隠す。本当はデュースのせいなのに！彼奴が決闘やら言ってこうなった結果なのに何故俺がこんな苦労をする羽目に……。
『お気遣いありがとうございます。じゃあ、此方で泊めてもらっても？』
「……そうだな。デラックスメンチカツパン一つで手を打とうじゃねえか」
王子が金取るな。
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どぽぽ２(プロフ) - びっぐとまとさん» 喜んでいただいて本当に本当に嬉しいです(T ^ T)ツイステ沼深くてついつい書いちゃいますがそのようなお言葉を頂けて尚更執筆意欲が上がります(´`＊)今後ともよろしくお願いします！ (2020年8月21日 3時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐとまと(プロフ) - ああ〜〜！！！どぽぽさんの男主は本当に外れなくて好きです！！！ツイステ書きはじめた時しんどすぎて叫びました…好きです… (2020年8月20日 23時) (レス) id: 5f452c992d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 羅ヰ太郎さん» 自分でも男主くんのキャラを結構好んでいたので嬉しいです(*^^*)私もそんな読者様が大好き((殴こちらこそ、これからもよろしくお願いします！！ (2020年8月8日 22時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅ヰ太郎(プロフ) - うわぁどっちゃくそ好きです！男主くんいいキャラしとりますやん！大好き（）、めっちゃ応援してます！頑張って下さい！ (2020年8月8日 22時) (レス) id: ca5d2ee34d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - マチさん» 初コメありがとうございます(*^^*)めっっっっっちゃ嬉しいです！！これからもよろしくお願いします(´`＊) (2020年7月31日 5時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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