11.薔薇の騎士 ページ11
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『勉強会？』
「もうすぐ中間テストがあるし、教え合った方が効率もいいじゃねえかって」
ジャックくんがそんなことを言うなんて、想像つかないな……。
彼、一度も俺に頼らずいつも自分で何でもしてるし。
きっと、他の人が提案したのかもしれない。クラスでするのか分からないが、こんな時に断ったらノリが悪いみたいだから引き受けるか。
『うん！分かった』
そして、放課後。
図書室で勉強をすることになった。
教えることも好きじゃないし、第一俺はユニーク魔法の「
だから、勉強会というものは苦痛でしかない。教えるコツも分からないし……。
「よ、」
「Aくん、よろしくね」
……意外な二人だな。
俺の思い込みで１年Ｂ組の大勢でやるのかと思いきや、ジャックくんとエペルくんの二人だけなんて。
でも、この二人は教師からの評価も高くこの学校では中々居ない珍しい常識人。
少し安心した。
『あ、これは魔法薬学で習った知識を活用したら出来るよ』
「本当だ。ありがとう」
『ジャックくん、ここ間違えてる』
黙々と取り組む姿は、ディアソムニア寮での勉強会とは真逆だ。
勉強会といっても、セベクくんが半強引的に俺に教えることを強制してくる事だけど……。
彼の声量は恐ろしいほど大きい。間違えていた時のリアクション一つ一つが、地響きでも起こすのかと思うくらい凄まじい。
そして、少し詳しく知るために参考となる書を持ってくるため、席から立った。
魔法の原理が説明されている本はこの辺にあるはず。そう思い、取ろうとすると誰かと肩が触れた。
『すみません』
「ああ、大丈夫だ。こっちこそ悪いな」
眼鏡に左目の下にあるクローバーのマーク。
トレイ･クローバー
ハーツラビュル寮の副寮長だ。
持っている本は菓子のレシピが記されているもの。
確か先輩から聞いた情報では、ハーツラビュル寮伝統のなんでもない日のパーティーで出される彼の作ったケーキは店で売られているものを超える程絶品だとか。
「その本、取ってやろうか？」
『あ、いいですよ。申し訳ないです』
話したこともない相手に申し訳ない。
しかし、彼は笑顔で高い場所に置いてあった本を取って渡してくれた。
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どぽぽ２(プロフ) - びっぐとまとさん» 喜んでいただいて本当に本当に嬉しいです(T ^ T)ツイステ沼深くてついつい書いちゃいますがそのようなお言葉を頂けて尚更執筆意欲が上がります(´`＊)今後ともよろしくお願いします！ (2020年8月21日 3時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
びっぐとまと(プロフ) - ああ〜〜！！！どぽぽさんの男主は本当に外れなくて好きです！！！ツイステ書きはじめた時しんどすぎて叫びました…好きです… (2020年8月20日 23時) (レス) id: 5f452c992d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 羅ヰ太郎さん» 自分でも男主くんのキャラを結構好んでいたので嬉しいです(*^^*)私もそんな読者様が大好き((殴こちらこそ、これからもよろしくお願いします！！ (2020年8月8日 22時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
羅ヰ太郎(プロフ) - うわぁどっちゃくそ好きです！男主くんいいキャラしとりますやん！大好き（）、めっちゃ応援してます！頑張って下さい！ (2020年8月8日 22時) (レス) id: ca5d2ee34d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - マチさん» 初コメありがとうございます(*^^*)めっっっっっちゃ嬉しいです！！これからもよろしくお願いします(´`＊) (2020年7月31日 5時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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