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『会計までちょっと外で居させて。疲れてさ』
「俺が飛ばしすぎたからか？すまない」
『いや、関係ないから大丈夫。それよりホリデーはちょっとしかないんだから同級生と話していなよ』
正直、一人でぼーっと星でも見ていたい。身体的にも精神的にも疲れたから。
しかし、デュースは恰も当然のように俺の座っているベンチの隣に座ってきた。
いや、帰れよ。俺の言葉聞いてた？
『えっ、中に入れよ』
「寒いだろう。ほら」
『……ありがと』
マフラーを渡されて着ける。
何で、好きになったんだろう。考えても大して分からない。
多分、こんな風に少し優しくされたりしたことが嬉しかったのか？
そう考えると、案外自分ってチョロいなと思う。まあ、此奴に比べたらまだマシだとは思うが。
『……お前、結構モテたんだってね。髪も脱色してたみたいだし』
静まり返った空間に声が響く。
デュースは耳の近くで大砲を打たれたかのように驚いた。
自覚無いのか？
「髪、見たのか？」
『えっ、うん。今も似合うけど金髪も似合うな』
そっちかよ。それは彼女に食いつけよ……。
本当、デュースは中々俺の思い通りの発言をしてくれなくて調子が狂う。
さっさと店の中に入って欲しいのに俺が戻るまでずっとここにいる様子だ。
「今日はもう帰るのか」
『うん。焼肉奢ったし』
「明日まで泊まっていけばどうだ？」
何故だ。
別に薔薇の国は悪くない。むしろ良い場所。
でも、俺の知らないデュースと知らない人達が話しているのはあまり好きでは無い。
いつも散々一緒にいるっていうのに、まるで他人のように感じてしまう。
『なんで？』
「夜、星が綺麗な場所があって連れて行きたいんだ」
目を細め優しく笑う。
……本当、何で俺、此奴のこの表情に弱いんだろ。
俺は無意識に頷いていた。
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どぽぽ２(プロフ) - 藍色さん» 構成を褒められたことがなかったので嬉しすぎます(><)コメントありがとうございます(*´`) (2020年6月4日 5時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - え？貴方が神ですか？話も文章の構成の仕方も好きすぎる。 (2020年6月3日 23時) (レス) id: d589baaf2f (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - らい太郎さん» ありがとうございます！！デュースの誕生日記念ということで結構急ぎで書いたのですが、そう言って貰えて嬉しいです(≧∇≦*) (2020年6月3日 5時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - えっ、めちゃくちゃ好きだった。です。←神作ありがとうございます！ (2020年6月3日 5時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
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