【ツイステ】馬鹿に切り札を。【男主】

３２。 ページ33

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「久しぶりだな」

『いや、まだ一日しか経ってないけどね……』




薔薇の国ヘ行くとデュースが待ち構えていた。


正直、俺はデュースの変な発言より気になることがある。


後ろのヤンキーだ。
えっ、こんなヤンキーが出待ちしてるの聞いてないんだけど！？しかもあからさまなギャルも居るし怖い怖い。




『えっと、初めまして』

「っしゃ、デュースが彼女連れて来たのかと思ったけど男だ！！」




嬉しそうに喜び、飛び跳ねるヤンキー達。


……俺はどういう表情でこの連中を見れば良いのだろうか。

完全に戸惑っている時にデュースを少し横目で見るとあっちも俺の視線に首を傾げた。
とりあえず、デュースとなるべく離れずついて行こう。




「デュースが女連れてくるって言ってきたからどんだけいい女だったらぶん殴ろうかと思ってたぜ」

「女？俺はそんなこと言ってないぞ」

「写真だよ、写真」




デュースはどうやらこのヤンキー達に送迎する為に連れて来る人の写真を見せてくれと言われたらしい。


そして最近の俺の写真があの文化祭の女装姿だから彼女だと勘違いをしたらしい。
何してんだこいつ。俺のイメージが女装男になってしまうじゃんか！！


俺の怒りとは反対にデュースは嬉しそうに頬を緩ませながら、デュースの故郷について説明してくれる。




「都会の男ってみんなこんな感じ？」

『いやいや、みんな普通は女装しないから。あれは学園祭で着ただけだよ』




変な誤解をされそうだ……。



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