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「嬢ちゃん、少しそこの生徒会長くんを借りても良いかのう？」
「えっ。れ、零様！？どうぞどうぞ！！」
零様って、なぜそんな凄い人のように？
まあ、確かに色々肩書きが凄い人だけど。
ていうか、何で朔間さんがここに来たのだろうか。
会話をしたことは少ないはず。
「さて、Aくん。少しこれから未来のことについて我輩と話し合わないかのう？」
『未来、ですか』
未来って、そんな難しそうな話より俺はゲームをしたいんだけど……。
まあ、でもこの人の言うことはなんとなく聞いておいた方がいい気がする。
「少し、昔話をしよう。昔、この学院はもっと荒れ果てていた」
それから、全て聞いた。
この夢ノ咲学院の構造。
生徒たちは皆学院のブランドにあぐらをかいていて努力しない。誇りや実力もない。
そんな『腐敗』していた学院に革命を起こしたのが天祥院会長率いるfine。
昔はメンバーは違ったらしいが。
しかし、天祥院会長の革命も良いと言える方法ではなく、五人の人間を「五奇人」と名付け徹底的に潰したとか。
「そして、明星くん達が革命を起こした。革命が起こり、学院は良くなると思うじゃろうけど、いつまたあの腐った学院に戻るか分からん」
『そんな過去があったんですね……それで、この話を音楽科の全く関係のない俺に話して、何かあったんですか？』
そう言うと、真剣な眼差しで朔間さんは俺に言葉を放った。
「Aくんに我輩がこの学院を去った後、託したいんじゃよ。また同じ過ちを起こさないように」
『……俺ですか？もっと、次期生徒会長の衣更さんとか』
「Aくんは、生徒からの信頼も高く現に普通科など多くの科をまとめているのはAくん。お主じゃよ」
まとめている、のか俺自体よくわからないけど。
「信頼を集めているほど、Aくんは生徒に愛されているということじゃよ。だから、Aくん」
にこりと笑い、朔間さんは言った。
「負担がかかると思うが、アイドル科がまた、誰かが傷ついてしまわないように、Aくんが助けてあげておくれ。アイドル科の友人が困っていたら、力になってあげておくれ」
……まだ、高校一年生の俺には到底難しすぎる話。
でも、自然と首を振った。
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そして、到頭卒業ライブがやってきた。
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どぽぽ２(プロフ) - そぬんさん» 完結の形が不安でしたがコメント頂きとても嬉しいです(*≧▽≦)コメントありがとうございます！ (2020年7月17日 20時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
そぬん - 感動しました!!最高の完結でした!!! (2020年7月17日 20時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - (*´ω｀*)さん» そう言って下さり有難いです！正直かなり巫山戯ている番外編なのですが機会があればまた公開しようかなと思っています(^^ゞ (2020年5月12日 19時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
(*´ω｀*) - 番外編……………？何それ見たいです,|дﾟ)ﾁﾗｯ (2020年5月12日 19時) (レス) id: bf98a4ceac (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - 髪様さん» こちらこそ素敵なコメントありがとうございます！アオハル良いですよね。こんな青春を私も送りたい……（無理） (2020年4月27日 12時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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