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「あっ、A先輩！なんか久しぶりっすね」
「お久しぶりです、A先輩」
『久しぶり。リドルくんって自室にいる？』
エースくんとデュースくん。
久しぶりに寮生と会う。最近は廃墟とディアソムニア寮を行き来してリドルくんに謝る為だけにハーツラビュル寮に訪れる感じだったし。
二人は、リドルくんの自室まで着いてきた。正直、俺今から謝るから見られても少し困るんだけど。
『リドルくん、ごめんね』
「……」
『苺のタルトを作ったんだ。頑張って作ったから食べてくれたら嬉しいんだけど』
はい、無視。
この異様な様子に初めて見たエースくん達は少し驚いている。
でも、周りを気にしていたりしたらいつまで経ってもこのままだし、俺はそのまま謝り続ける。
『苺のタルトを作るのって難しいんだね。前、リドルくんが作ったのは少し失敗もあったけれど見た目はすごく綺麗だった。俺なんて最初は失敗ばっかり』
オイスターソースでしょっぱかったけれど、俺はリドルくんが頑張って作ったと思うと少し甘く感じた。
懐かしい。
『凄く練習したんだけど食べて、仲直りをしようよ、ね』
「……要らない。苺のタルトなんてトレイに作ってもらうから」
時々拗ねた時に出るような幼い声。
でも、ブチ、と俺の堪忍袋の緒が切れた音がした。
後ろの2人は俺の様子に気づいたのか少し肩を震わせる。
後ろを振り返り、デュースくんに対して笑顔を作ってお願いをした。
『デュースくん。今から大釜を出すことって出来る？』
「ええっ、出来ます、けど」
『うん、俺の目の前に出して』
デュースくんは戸惑いながらも大釜を出した。
ありがとう。デュースくん。そして巻き込めてごめん2人。
大釜を鷲掴みして、思いっきりリドルくんの自室の扉に向かって投げた。
「ええっ！？」
「嘘だろ！！！」
大釜は見事、リドルくんを避け部屋を突破った。
嘸かし久しぶりに見たリドルくんの顔は、目を丸くさせて俺を呆然と見ていた。
そんなリドルくんの様子を気にせず、大きな足音を立てて近づき、苺のタルトの袋を開く。
『このばか！！！！』
ぐしゃり、とタルトを思いっきりリドルくんの顔に向けて投げた。
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どぽぽ(プロフ) - 檸檬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！大分前に書いた小説なので内容を忘れてましたが、読み直したら本当に男主くんの警戒心ゆるゆるですね！笑でもチャッカリしてるリドルくんとは相性良いですよね！この先はきっといちゃラブカップルとして校内で有名になるでしょう🤭 (2023年2月25日 23時) (
レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく良かったです…！！男主くんスキを見せ過ぎだけどリドルくんがいるからそこが良いんですよね〜！あの二人はずっと推せます！！ホントに泣けるいいお話をありがとうございました！幸せになってリドルくん… (2023年2月25日 21時) (レス) id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ(プロフ) - もんちゃんさん» 二年前の作品を発掘して下さりありがとうございます……！！最後はハッピーエンドで良かったですよね！！そしてリドルくん、可愛い顔をして男を見せる部分、ずるいですよね〜！！コメントありがとうございます！ (2022年10月5日 16時) (レス) @page48 id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - 最初はどうなるかと思ったけど最終的には仲が戻って良かったです！！最後のあれはずるいよリドル君 (2022年10月5日 0時) (レス) @page49 id: 20e58f2ecb (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ２(プロフ) - レズですさん» 最後まで読んで下さりありがとうございます！！作者は拗らせた恋愛が好きなんですよ()おじたんの恋は悲しいですよね(><)夢主くん分裂か、読者様の嫁にレッツGOですね！！式を挙げる金は私が払います((( (2020年8月13日 21時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
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