【あんスタ】薔薇王子。【男主】

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「Aが移籍した」



学院ではこの事よりも





「Aがfineからのドリフェスを申し込みを断った」






という噂であれほど知れ渡っていた情報が消されていった。

第一、いつの間に広がっていたのか不思議だ。









『fineか……』









厄介だ。


正直なところただのぽっと出の後輩ユニットとしか思えないが、何と言ってもあの乱凪砂や巴日和が入っている。

コズプロ所属だから俺の事は知っていて当たり前だし迷惑そう。









『……何これ』









廊下を歩いていた時に不意に目に入った校内新聞。

堂々と大きな文字で【A、fineのドリフェスを断る！！負け試合には出ないのか】と主張されている。









『は？』









何で俺が負ける前提？

俺が負けるわけないでしょ。知名度や活動の数は圧倒的に俺の方が多いし。
……ああ、そうか。



ドリフェスは、校内だけで行われる物がある。









「うわ、Aだ」

「ドリフェス断ったって、自分が負けること自覚していて怖いからだろ？」

「負けたくない腰抜けが」









『は？』









睨みつけると、瞬時に目を逸らされる。


何これ。
名前も知らないお前らなんかに言われても痛くも痒くもないし、俺の名前を気安く呼ぶな。





すると、肩を叩かれた。









『何…………いない？』









振り向いても誰もいない。




本当にさっきから理解出来ない事ばかりで腹が立つ。


事務所の移籍の準備をする為にこんな所に居ないで早く帰ろうと思い扉を開ける。




すると、落とし穴に落ちたかのように視界が黒で染まった。









『え、はぁ！？』









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新作です。
【あんスタ】噂の不幸くん【男主】

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