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「お前、いつも嫌そうな顔してんな」









聞いた事のある引き寄せられるような低い声だ。
反射的に後ろを振り向くと、そこにはやはり学園の人気者「朔間零」がいた。
肩まである漆黒の髪に吸い込まれる赤い瞳。それは正に獲物を引き寄せるために容姿端麗だと言う吸血鬼の姿を示唆させる。








「お前だよ。そこのお前」









目の前の男の圧倒的オーラに立ち尽くす俺に対して、彼は笑みを浮かべながら近付いてきた。


……俺?









『……俺?』

「お前以外誰だよ」









心の中で思ったことを声に出すと、朔間零は何故か晴れやかな笑声をもらす。


何が面白いんだろうか理解が出来ない。やはり彼のように正反対の人物の気持ちは分からない。



低機嫌に加えてこの態度に不貞腐れた表情を浮かべていると、彼は俺の顎を持ち上げ異常な近距離で話しかけてきた。









「……やっぱり、何も顔に変化ねえな」

『手、離してくれない?いい加減うざい』








あまりの鬱陶しさに我慢が出来ず口を開くと、パッと朔間零は俺から手を離した。


突然来てはベタベタ触って失礼なことばかり言ってきて何なんだ。これ以上苛立っては面倒な事になりかねない。早くここから去ろう。








「はは、やっぱり威勢がいいな」

『そう』

「あ、おい、ちょっと待てよ」








腕を捕まれ、それに加え俺は両手に荷物を抱えている。どう考えても逃げられない状況だった。

今度は何か。じろり、と彼を睨みつけた。


人が見てくるし無駄に注目を浴びたくないんだけど。









「俺と付き合わね?」

『……は?』









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どぽぽ2(プロフ) - 雑草さん» 見返して貰えるなんてありがとうございます嬉しすぎます!!更新不定期なんですけど何卒これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年6月16日 6時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
雑草 - どぽぽ2さん» 初コメ失礼します、この作品とても好きで、何度も見返してしまいました。今のご時世大変だとは思いますが頑張ってください。 (2020年6月16日 5時) (レス) id: 60b2e3bc41 (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - ぐうおおおさん» コメントありがとうございます!そんなに作者のことを言って下さるなんて、神ですか?本当に感謝です(*´ω`人)こっちの作品はそろそろ続編いくかなっていうところなので、続編も読んでくださると嬉しいです!! (2020年4月11日 15時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおお - 新作も読ませてもらってます、作者さんのかくお話大好きです!!もうファンです笑作者さんのお話凄く面白くてお話2周くらい良みました笑ほんとに好きです!!無理せず頑張ってください!! (2020年4月11日 13時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
どぽぽ2(プロフ) - 名無し9625号さん» ありがとうございます(*´v`)嬉しすぎて涙出ます!! (2020年4月9日 7時) (レス) id: 7f61df18d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どぽぽ | 作者ホームページ:どぽぽ  
作成日時:2019年11月24日 19時

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