隣の席の木全くん (ページ4)

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やっぱりあれから、

どこか木全くんを意識してしまっている自分がいる。

『木全くん手伝おっか、プリント配るの』

｢え、いいの？ありがとう｣

"ありがとう"

そう言って笑ってくれるのがなんだか嬉しくて、、、

いやまぁ！友達として！仲良くなりたいだけ！そう！

玲｢ねぇA～日曜日ショッピング着いてきてくれない？私の好きな服屋さんがセールでさぁ！｣

『いいよ～私も新しい小物とか欲しいなって思ってたし！』

玲｢ほんと！？じゃあまた連絡するね！｣

久しぶりのお出かけにルンルンで、

あっという間に週末。

玲｢さすが日曜日だね、人多いなぁ～｣

『ほんとだね～まずこんな広いところ久しぶりかも』

玲｢えっほんとに！？外に出ないと出会い無いのに！｣

お察しの通り玲ちゃんは行動派の人で、

それなりに恋愛経験もあり、

いつも授業のように教えをいただいてます…笑

玲｢Aも早く良い人と出会わないかなぁ｣

『玲ちゃんは最近どうなの？彼氏さんと』

玲｢んー最近はあんまり会えてないけど話してるし、まずまずかな！｣

『そっかそっか！』

玲｢人の心配してる場合？笑｣

『いや私は別にまだいいよ、、(笑)』

玲｢あ！ちょっとこれ良くない？試着してくるね！｣

自由な玲ちゃんを待ってる間、

店内の人間観察をしてると、少し離れた所に

同じクラスの男子数名を発見。

『っ…』

一瞬で視界に入ってきたのは木全くんで。

何故かそこから目が離せなくなってしまった。

明るい髪色だったり、派手めな人が居たりする中で、

木全くんは落ち着いた色合いの服装で、

背伸びしてないのにお洒落で、惹かれる。。

木全くんの私服ってこんな感じなんだ…

好きな感じかも…

玲｢あれ、うちのクラスの男子じゃん｣

『わっ！いつから居たの！？』

玲｢さっき。A呼んでも振り返らないと思ったら…最近木全と仲良いよね？もしかして、好きなの？笑｣

ニヤニヤしながら聞いてくる玲ちゃんに、

『ぇぇっ！？あ、え…！？いや、その、違うよ、？』

ってアタフタしてしまうのはなんでだろう。。