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簡素な白い扉
向こう側にいるまだ見たこともない彼女に思い、というより興味をはせるグルッペンは待ちきれないと言うように勢いよく扉を開けた
｢貴様が、、｣
開いて視界に飛び込んだのはベッドからはみ出るトントンの足に例の新薬兵器だろうか、自分の指を見つめて呆然とする包帯だらけの女が立っていた
｢ちょ、グルッペ｣
｢トントンに何かしたか？｣
しんぺい神も状況を把握出来ずともグルッペンを止めようとする
清潔感があり珈琲の香り漂う部屋は、まるで猛獣が放り込まれた檻の中のように一瞬で変貌をとげた
グルッペンとしんぺい神の顔を見るなり脳が揺さぶられた気すらしたAだが、冷静に返答をする
｢いいえ、何もしていません
おそらく高熱でしょう。それとも早く楽にして差し上げた方が？｣
｢そんなことはいっていない
今一瞬焦ったか？我々を知っているのだな｣
｢ふふ、それは勿論。私とて女性ですが国軍上層部の一員ですよ。見えませんか？｣
思いのほか強気な彼女と負けず嫌いなグルッペン、まだ一言二言交わしただけというのに何だか楽しそうなグルッペンの様子を見て、縋るようにトントンの顔を見るが本当に熱のようだ
｢トントン？意識ある？
、、、グルッペン、場所移動して他の奴ら呼んで、トントン休ませてやろう｣
しんぺい神に声をかけられてトントンに目を向け直すグルッペン
赤い顔と荒い息を確認し、心苦しく思ったのか眉間に皺がよっていく
｢、、、わかった｣
しんぺい神はグルッペンの返事に満足そうに頷くとAに声をかけた
｢ほら、まず指治療するからそこ座ってね 目覚めてよかったよ｣
笑いながらいう彼だがそれは本心か否か、殺されて生き返るなんて神話くらいでしか聞いたことがない
結局自分は目覚めることを全く想像していなかったのだ
こんなことが現実にあっていいのか、
医学、命の重みを知っている一人として複雑な思いがしんぺい神の胸を締め付けた
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℃（華氏）(プロフ) - 使用人君さん» 使用人君さんコメント有難うございます（ ; ; ）感想と更新の仕方の意見参考にさせていただきます！その言葉を糧に頑張りたいと思います、なるべく毎日更新したいです、、なるべく！ (2017年12月3日 22時) (
レス) id: 174dc503b5 (このIDを非表示/違反報告)
使用人君(プロフ) - 失礼します！楽しく読ませて頂いてます！どちらの更新でもいいと思いますよ！面白くて読みやすい作品なので,これからも頑張ってください！ (2017年12月3日 13時) (レス) id: e9b790e98f (このIDを非表示/違反報告)
名前悩んでます(プロフ) - シグレル＠第2アカさん» シグレルさん！コメントありがとうございます！！読みやすいだなんて勿体無いお言葉、とっっても嬉しいです、更新頑張ります！！ (2017年12月3日 6時) (レス) id: 174dc503b5 (このIDを非表示/違反報告)
シグレル＠第2アカ(プロフ) - コメ失礼します♪スゴく読みやすいのでこれからの展開めっちゃ楽しみです！更新頑張って下さい(*´∀｀*) (2017年12月2日 22時) (レス) id: 06506c7d00 (このIDを非表示/違反報告)
名前悩んでます(プロフ) - ミーナさん» 設定とテンポについてのコメント有難うございます！ぱっと思いついた設定で衝動的に書いている感じなのでめっちゃ嬉しいです、、、！失われてたやる気を取り戻せそう、更新頑張ります！！！ (2017年12月2日 21時) (レス) id: 174dc503b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーせんと | 作成日時：2017年11月28日 18時
