年下は好きですか？2

旅立ち ページ17

いざみんなの前に立つと緊張して倒れそうだった、席を見るとりかやあかねが頑張れって口パクで応援してくれた


貴「私はこの〇〇高等学校をトップの成績
　 で入学し、今も最優秀卒業生として
　 ここに立ち、卒業することができま
　 した」

一度口を開くとさっきまでの戸惑いや緊張は消えてすらすらと言葉が出てくる

貴「私は最初特にこだわりがなく
　 私の兄と同じ学校だからという理由
　 で入りました、なかなか友達もできず
　 クラスにもなじませんでした
　 しかし今では仲のいい友達や後輩
　 その人たちのおかげで楽しい3年間
　 を過ごすことができまし…た…っ」


頬に何かがつたっているのがわかった
それは手のひらに落ちた
涙だった、ほんとに最初はまなみとは違う学校で友達もいなく、早く終わればいいと思っていた、今は違う、みんながいる


貴「先生方、3年間お世話になりましたっ
　 そし…てっ、友達になってくれた人
　 もありがとうござました…っ」


涙がどんどん溢れてくるっ


貴「お父さん、お母さん、お兄ちゃん
　 ありがとうっ」


ここにいなくても、伝わらなくても
感謝している


貴「私が困っていたときに助けてくれた
　 シルク、モトキ、ペケ、ダーマ
　 ザカオ、マサイ本当にあり…」









　 『ありがとうござました…！』



言葉じゃ伝わりきれないほどの思い


みんなからは拍手が止まらないぐらいしてもらえた

私は席に戻り涙をハンカチでふいて3年生は
クラスごとに退場していく





私はここで学んだことを活かし
大学でも頑張れるよう、みんなから教わったことを励みに


私はまた一つ強く慣れた

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