一万やるから、ハグさせて【五条悟】

27.できるなら美容師さんに髪毎日乾かしてもらいたいよね ページ27

*





お風呂から出てきた先生は、髪が濡れて下に向いてて


当然だけど、目隠しはしてなくて


見慣れない姿で、見てはいけないような気がした。




五条「あ、髪乾かしてないじゃん。

ドライヤー使わなかったの？」


A「使っていいか、分からなくて、」


五条「ほら、おいで。乾かしてあげるから。」




いちいち胸がきゅっとなるのは、仕方がないことだと思う



床に座る私の髪にソファーに座る先生がドライヤーで風を当てていく




髪を触る手が、優しくて




風が気持ちいい





心臓は活発だから、眠くなることはないけど



五条「…ほい、できたよ。」


A「あ、りがとうございます。

先生の髪もやりましょうか？」


五条「あー、いいよいいよ。ぱぱっとやっちゃうから。」




先生の背中を見送って、自分の髪を触る。



絹みたいだ…シャンプーが良かったのか、乾かし方が良かったのか



多分どっちもだけれど





正直、先生ほどうまく乾かせる気がしない



こんど人の髪の乾かし方調べておこう。




あ、いい匂い



自分の髪のにおいを嗅いでいると、先生に後ろから抱きつかれた。


五条「はーかわいい。

シャンプー気に入った？」


A「、そうですね。いい、匂いだと思います」


五条(あーAから僕のシャンプーのにおいする。このまま保存したい。)



五条「もう、寝る？明日も早いし。」


A「そ、うですね。

ソファーで寝るのでお気遣いなく、」


五条「僕、彼女をソファーに寝かせるような男じゃないから

Aはベットで寝て。」



A「それじゃ先生は、」



五条「一緒にベットで寝ていいなら、僕も寝れるんだけどなー。」




私がソファーに寝るのは先生のプライドを傷つけてしまうし、


先生明日早いってことは明日は朝から任務があるのでは


だとしたら先生は絶対ベットで寝ないと…



A「そうですね、一緒に寝ましょう。」



五条「、え」(←からかったつもりだった人)


A「すぐに寝ましょう、先生」




*

28.トゥルースリーパーだとすぐに眠れるんだろうか→←26.映画館行くより大きな画面のテレビで借りてきた映画を見たい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す