一万やるから、ハグさせて【五条悟】

11.嫉妬ってなんでどっちも女が入ってるんだろう ページ11

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五条「やっほーA、棘。」



A「あ、先生。こんにちは。」


狗巻「ツナマヨ。」



五条「珍しい組み合わせだね。二人で特訓？」


A「そうですね。色々教えてもらおうかと。」



五条「へぇー。いろいろ、ねぇ。」





先生がじーっとこっちを見ている気がした


目隠しで見えては無いけど。



？な、なんだろう。


おかしいこと言っただろうか。




狗巻「お、おかか！高菜、明太子！！」


A「え？ど、どうしたの棘くん。」



急にあわあわと棘くんが喋りだす。


なんか、焦ってる？なんで？



五条「あぁ。Aは棘のこと『棘くん』って呼んでるんだ。」


ふーん、なんていう先生は笑ってるけど、何だか機嫌が悪そうに見える。



こっちもなんで不機嫌かわかんないし…


もしかして、先生が不機嫌だから棘くんも焦ってるのかな




A「棘くん、先帰ってて。」

狗巻「…しゃけ。」



棘くんはこちらを気にしながら、帰っていった。


その背中を見送って、見えなくなったのを確認してから先生をじっと見る。



お金の関係ではあるけど、多少は弱みを見せてくれてるはずだ。


ちゃんと話せば、なんで不機嫌か分かるはず。




A「先生、」
五条「Aってさ、」




被ってしまった。


A「すみません、先どうぞ。」











五条「…Aは、棘と…仲いいの？」




A「いい、と思います。」


五条「そ。」



そう言ってふいっと先生はそっぽを向いた。






先生が聞きたかったのはそんなことなんですか




どうしてそんなことを聞いたんですか




何で、少し不機嫌なんですか









…嫉妬、したんですか












そんな疑問が浮かんだけど、口からは出なかった。






あれ、私、なんでそんなこと考えたんだろう




私は先生に嫉妬してほしかったのかな








…え？



*

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