オフィスラブ（緑） (ページ35)

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それから数ヶ月後。

錦｢A～ちゃん！｣

あ｢ん？どうしたの？｣

錦｢ここ、分からへんのやけど…｣

あ｢あー、ここ？ちょっと面倒なんだけど…｣

錦｢んー？……分からへん…｣

いつもは物分りがいい彼。だがそう言って、彼は彼女に近づく。すると目の前に彼の整った顔があり、顔を赤くして驚く彼女。

錦｢んふっ、かわええ…｣

そう言ったところで…

？｢亮ちゃん！！！！！｣

大きな声がこの部署に響いた。

ここにいたみんな、こう思っただろう。

また始まった、と。

錦｢何やねんなぁ。別にえぇやん、教えてもらってるだけやし｣

大｢そう見えへんて！！｣

錦｢ほんま嫉妬深いやっちゃな｣

大｢そりゃそうなるやろ！Aは俺のやし！！｣

あ｢ちょ、ちょっと！大きな声でやめてっ｣

ふたりの言い合いを止める彼女。その後ろから抱きしめるように、覆いかぶさったのは…

？｢お前ら、目ぇ離してる隙に俺が奪ってるかもやで？｣

大｢すばるくんまで！？てか、離れてや！！｣

そう言って、彼は彼女の手を引っ張った。

錦｢ふっ…Aちゃんをお前のもんて言えるのはいつまでやろうな｣

渋｢明日には俺のもんになっとるかも｣

結｢いや！Aは私のものだから！｣

ニヤニヤしながら言うふたり…いや3人に、顔がひきつる彼。

しかし彼は彼女の肩を持ち、こう言った。

大｢俺はAの事大好きやし、Aやって俺のこと大好きや！やから絶対、別れへん！！亮ちゃんやすばるくん、結さんにも渡せへんから！｣

────fin.