オフィスラブ（緑） (ページ28)

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……すごく気まずい。

まぁでも、話は終わったし出ていこうかな。

そう思って振り返ると、

大｢Aさん、亮ちゃんのこと好きですか？｣

あ｢…うん、好きだよ。……人間的に？｣

大｢恋愛的には？｣

あ｢れ、恋愛的…？うーん…｣

大｢じゃあなんで付き合ってるんですか？｣

あ｢え？…付き合ってないよ？｣

大｢はい？やって、亮ちゃん…｣

あ｢あれはなんか…。違うの…｣

こんなの、亮くんにも、大倉くんにも失礼だなと思ってしまう。

大｢じゃあ、ホンマに付き合っとるわけじゃ…｣

あ｢うん、違うの…｣

大｢でもまぁ、亮ちゃんがAさんのこと好きなんはほんまやしなぁ…(小声)｣

あ｢ん？｣

大｢あ！ううん、何でもないっす…｣

大｢じゃあ俺にも望みはあるってことですよね？｣

あ｢えっ…う、うーん…。でも、大倉くんにはもっといい人がいると思うよ？｣

こんなこと言ったら自意識過剰と言われるだろうか。…いや、言われるよね。

あ｢あ、ごめん…｣

大｢それ…なんに対して謝ったんですか？｣

なぜだか怒っているように見えた。

あ｢え…｣

大｢もし、俺の気持ちに答えられないからって謝ったんなら俺は聞かなかったことにします｣

あ｢い、いやっ…そういうわけじゃなくて。私だって好きな人がいたことあるのに、そんな…違う人にしたらいい、みたいな言い方しちゃって…そんな言い方、すごく傷つくの私が1番知ってるのに…、ごめんなさい。｣

大｢…やっぱりAさんはとても優しい｣

顔を上げると優しい大倉くんの顔があった。

大｢俺は、そんなAさんに惚れたんです…｣

ふわりと私の頭を撫でた。ドキリとしてしまう。

年上ならまだしも、年下からそんな子供扱いされるなんて…

あ｢っ～///｣

恥ずかしすぎる。