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？｢…おい、社内で何してん？｣
あ｢っ！｣
錦｢すばるくんに関係ないじゃないですか｣
渋｢あ？関係あるわ…社内恋愛禁止やしな｣
錦｢そんなこと入社の時に聞いてませんよ｣
渋｢嘘や嘘(笑)｣
って、笑ったのに…
渋｢社内恋愛禁止にするわけないやん、俺がAを狙ってる限り…｣
錦｢まだ好きなんすか…｣
渋｢…お前にかんけーない｣
錦｢俺、Aさんに一目惚れやったんすよ。すばるくんの彼女だった時から｣
錦｢ずっと…、10年好きやのに…｣
その言葉に私は目を見開く。
渋｢ふぅん…ま、知ってたけどな。お前はずっとAのこと、見てたもんな｣
錦｢…知ってたんすね｣
渋｢すぐに分かるわ｣
錦｢じゃあ、なんで別れたんすか｣
渋｢…｣
錦｢俺の想いも知ってたくせに、なんで別れたんすか｣
あ｢亮くんっ、…やめて｣
彼の腕をつかみ、そう言った。もうこれ以上、知られたくない。
渋｢あ？お前、何なん？その手離せや｣
きつく睨まれ、私は慌てて離してしまう。
錦｢嫉妬深い彼氏みたいなこと言わんといてくださいよ｣
渋｢…｣
錦｢今は俺の彼女なんで｣
その言葉に声が出てしまいそうになる。でも亮くんの手が私の手を包み込んだ。
渋｢…は？｣
錦｢フッた人からやり直そ、なんて言うのはおかしいと思うし、大倉はダラダラしてるやん。…チャンスやろ、これ｣
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作者名：きりん | 作成日時：2018年4月7日 20時
