オフィスラブ（緑） (ページ2)

今日:25 hit、昨日:2 hit、合計:78,239 hit

2 ページ2

結｢生ビールふたつ！｣

元気よくオーダーするのは結。あのあと、居酒屋にやってきました。ビールにちょっとした食べ物が運ばれてきて、それを食べながら結は急に話し出した。

結｢いやあれは絶対Aのこと好きでしょ｣

あ｢いやいやいや、それはないって。あの顔で仕事もできるから、彼女くらいいるでしょ｣

好きでしょ、と言われドキとしてしまった。でも冷静になって、考えてみる。彼は私よりも5歳年下の22歳で、仕事もできて高身長。

……そんな彼をみなさんが見逃すわけないじゃないですか。

あ｢いや、多分上と仲良くなるためには、まずは教育係の私と仲良くなるべきって思ったんじゃないかな｣

結｢え～…そうかな？｣

結｢でも、渋谷社長と大倉くんご飯行く雰囲気だったよね｣

…まぁ、それはたしかに。出身が関西同士、なにか話し合うことでもあるのだろう。

結｢ま、それは置いといて！｣

あ｢またあの話？｣

あの話、とは…

結｢いやぁ、ね！なんと、今日、彼が私のこと結さんって呼んでくれたの！！｣

興奮気味に話す結。彼女が彼という相手は…

結｢いやぁ、あのハスキーボイスで言われちゃ溜まりませんなっ｣

大倉くんと同じく、昨日初入社だった錦戸亮くん。彼もかなりのイケメンで、結が教育係になったんだけど、もうメロメロ(笑)

結｢しかも、あのタレ目にほくろ！…可愛すぎるっ｣

結はかっこいい大人の男の人、というよりは可愛い年下の方が好きで今までの彼氏もどちらかといえば年下で可愛い人が多かった。

結｢まだ好きって段階じゃないけど、あれは好物件だよね～｣

なんて言う結は、彼氏が途絶えたことはない。