ウラビティ ページ7
切島「あれって輪月じゃね？」
麗日「えっ？…あ、ほんとや！」
パトロール中、切島くんと偶然会ってお互いどんな状況なのか話していたらこっちに走ってくるAちゃんが見えた。
でもその表情がいつもと違った。
『…！』
そして私達に気づくなり、何か面白いことを思いついたかのように笑った。
切島「アレなんだよっ！」
切島くんの焦った声にAちゃんの後ろを見れば、そこには黒いモヤのようなものが襲いかかるように漂っていた。
初めて見るソレに思わず足がすくんだ。
『ウラビティ！烈怒頼雄斗！』
ヒーロー名を呼ばれてハッとする。そしてその瞬間、走り出した。
そうだ、私たちはヒーローなんだ。ヒーローになったんだ。市民を、彼らの生活を守るヒーローに。
周囲にいる一般人を避難させて、Aちゃんの元へ行けばすぐに指示を出してくれた。
『私がサークルを作って閉じ込める！ウラビティが烈怒頼雄斗を浮かせて、勢いつけてそれを壊して！』
切島「ったく、相変わらずすっげぇこと考えてんな！」
麗日「分かった！切島くん、酔わんようにね！」
切島「あぁ！」
私は切島くんに触れて浮かせる。その間にAちゃんはサークルで黒いモヤを包み込んでいた。
そしてタイミングを見計らって手を合わせた。
麗日「解除！」
切島くんは重力に従って勢いをつけながら落ちていく。
『私のサークルはそう簡単には壊れないからね。期待してるよ、烈怒頼雄斗！』
切島「任せろッ」
Aちゃんはいつもこうやった。
自分ことだけにならずに周りの人を元気を、勇気を、希望を与えてくれる人。
そんなAちゃんだからこそ、私たちだけでなくて一般人にも愛されるのだと思った。
麗日お茶子
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きりん(プロフ) - あのさん» 嬉しいお言葉ばかりありがとうございます🙇♀️ご期待に添えることが出来るか分かりませんが、頑張ります！これからも見ていただけると嬉しいです☺️ (2021年12月2日 1時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 続編おめでとうございます👏どんなコメント何でしょうね？？私の想像力ではなにも分かりませぬ((( 終始ニヤケながら見ておりました(^ω^) 続き楽しみです(*´∇｀*) (2021年11月30日 20時) (レス) @page4 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年11月30日 2時
