出席番号3 ページ18
『なま、え』
爆豪「爆豪」
『…ば、ばっ…』
先程のトマトのおかげで二人の仲が深まったみたいだったわ。
緑谷「かっちゃんかっちゃん！」
爆豪「んだよ、クソデク！！」
緑谷「あ、Aちゃんと梅雨ちゃんごめんね。ちょっとかっちゃんと話していいかな？」
蛙吹「えぇ、いいわよ」
『…』ｺｸ
緑谷「かっちゃん、ちょっと聞いてよ！」
爆豪「んな何回も言われなくても聞こえてるわ、クソデクッ」
『…か、っちゃん』
小さく首を傾げたAちゃん。
蛙吹「かっちゃんっていうのは爆豪ちゃんのことよ」
指を指しながら伝えれば、Aちゃんは爆豪ちゃんを目で追っていた。
『かっ、ちゃん…』
爆豪「それやめろ」
緑谷ちゃんとの話は終わったのか、爆豪ちゃんはこちらを見てAちゃんを睨んでいた。といってもいつものような感じではなく、それはどこか柔らかいものだった。
『かっちゃん…！』
爆豪「…はぁー」
Aちゃんに否定しなくなった爆豪ちゃん。あら諦めたのかしら。
蛙吹「爆豪ちゃん、その呼び方でいいの？」
爆豪「コイツに何言っても一緒だろ」
蛙吹「確かにそうね」
『なまえ…』
私をジーと見つめて、そう言ったAちゃんに私は微笑みながら口を開いた。
蛙吹「蛙吹梅雨よ、梅雨ちゃんと呼んで？」
『……つう、ちゃん』
蛙吹「ふふ、可愛いケロね」
『つーちゃん！』
爆豪「違ぇわ。つゆ、だ」
『…つぅ、…つーちゃん！』
胡座をかく爆豪ちゃんの足の上で、私と爆豪ちゃんを見ては名前を呼んで笑うAちゃんに私も自然と笑みが零れた。
『かっちゃ…と、つーちゃん！』
爆豪「クソデク…許さねぇ」
蛙吹「Aちゃん可愛いんだし、許してあげて爆豪ちゃん」
小さくなったAちゃんのおかげで、クラスメイトの新たな一面を知ることがなったのは紛れもない事実だった。
蛙吹梅雨
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きりん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます！実はヴィラン側も書いてみたい欲があって…トト曇さんのコメントを見て書く決意がつきました！笑ありがとうございます！初のヴィラン側となりますのでまだ慣れない点があると思いますが、ご了承ください。少々お待ちくださいませ！ (2021年9月15日 22時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
トト曇(プロフ) - めっちゃ面白いし可愛いです！！もしよろしければなんですけど、、、小さくなったシリーズの番外編とかでヴィラン側のもみたいです！ (2021年9月15日 19時) (レス) id: ba3d336a59 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ひな吉さん» コメントありがとうございます！私もそこがかなり気に入ってて、そう言って頂けて嬉しい限りです(〃▽〃)前作に引き続きありがとうございます、頑張ります！ (2021年9月12日 23時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
ひな吉(プロフ) - 瀬呂くんの「おじょーさん」の破壊力えぐいです……前作から応援してます！頑張ってください！ (2021年9月12日 13時) (レス) id: b7d02e5091 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - あのさん» コメントありがとうございます！かなり前から幼女バージョン作ってみたい欲が凄くて、ようやく実現出来ました(^^)頑張ります、ありがとうございます！ (2021年9月12日 12時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年9月11日 2時
