もう一人のクラスメイト【ヒロアカ】 (ページ5)

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出席番号17 ページ5

『爆豪くん、大丈夫だったっ？なかなか連絡取れなくて…ごめんね！でもかなり心配してたんだよ？これでもクラスメイトだし！』

爆豪「テメェなんぞに心配されなくても無事だわ！」

『連れ去られたって聞いたけど、ホントに大丈夫だったの？』

爆豪「見れば分かるだろうが！」

一ヶ月ぶりに帰ってきたコイツの話題は強化合宿のヴィラン襲撃のことらしい。

あの時のことはもう思い出したくもないのにズケズケ聞いてくるコイツにイライラが溜まっていく。

爆豪「チッ…興味本位で聞くんじゃねぇ！俺は思い出したくもないんだわ！」

机を思いっきし叩いてそう言えば、皆の視線が集まった。

緑谷「ちょっ…か、かっちゃん…」

切島「爆豪…何キレてんだよ」

爆豪「コイツの偽善者ぶりには心底ムカつくんだよ」

そう言えば、ソイツは目を見開いた。

そう思われてたなんて思ってねェんだろうな。この脳みそ花畑女が。

早く泣いてしまえ。泣いて、早く謝れや。

『…』

しかし俺の予想と違い、見えたその瞳は怒っているように見えた。

『…興味本位でなんか聞いてない。私は本気で心配してたの』

爆豪「…チッ」

俺はそのまま机を蹴って、教室から出た。

飯田「机を蹴るのはマナー違反だぞ！爆豪くん！」

後ろからそんな声がして余計にイライラした。

連絡一つよこさなかったくせに心配、心配ってよく言うわ。

クソ調子狂う。

爆豪勝己