花言葉 ページ44
ｺﾝｺﾝ
グ「やっと来たみたいだな」
『…？』
グ「入れ」
ｶﾞﾗｯ
そこにいたのはさっきやって来た小僧共。先程よりも表情は柔らかくなっているように感じた。
矢代から聞いたんだろう。
『あ、みどりや、さん』
緑「え…なんで、ぼくのなま、…え」
『矢代先生が、教えてくれて』
緑「あ、そうっ…だったんだ」
ワシが呼ばれたのはこのAちゃんという女の子を小僧に言われて、病院まで連れてきたから。
矢代から呼び出され、この子の記憶がないことを伝えられた。この事実を小僧たちに伝えてもいいだろうか、という相談をされた。
この事はきっと、あの小僧らを混乱させる。だが伝えなければならないことだろう。そう思って、奴らを呼んだというわけだ。
緑「僕の名前は緑谷出久です」
轟「俺は轟焦凍だ」
爆「…爆豪勝己」
『私は、Aといいます』
轟「…あぁ、」
爆「わーってるわ」
爆豪の奴の言葉にAちゃんは首を傾げた。そりゃそうだ。あんな言葉、名前を言った後に言われる言葉じゃないだろうに。
『…あの、皆さんはなんでここに』
轟「俺たちはAの、…友人だ」
『…友人、』
轟「あぁ、Aのことが心配でお見舞いに来た」
『そう、でしたか…わざわざありがとうございます』
『あ、もしかしてこのお花って轟さんたちが、』
轟「焦凍、だ」
『え？』
轟「前はそう呼んでくれていた。それに敬語じゃなくていい」
『…あ、そうなんだ。じゃあ焦凍くんって呼ぶね』
轟「あぁ」
『このお花って焦凍くんたちが持ってきてくれたの？』
緑「うん、そうだよ。」
『そっか、わざわざありがとう』
全く、コイツらも粋なことをする。
胡蝶蘭の花言葉は…
"幸福が飛んでくる"
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きりん(プロフ) - まーぶりんさん» とても嬉しいです(><)ありがとうございます、頑張ります！！ (2021年8月22日 23時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶりん(プロフ) - すっごく好みな作品です！続き楽しみにしています！更新頑張ってください(´・A・`) (2021年8月22日 21時) (レス) id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2021年8月21日 19時
