衝撃の事実 ページ41
矢「まぁ、何かあればすぐに連絡するよ」
緑「はい、お願いします！」
こんな話をしたのがつい数日前。僕たちはすぐにまた矢代さんに呼ばれた。
轟「早く着かないのか」
爆「チッ…仕方ねぇだろ、信号に捕まってんだからよッ！」
緑「気持ちはわかるけど、今は冷静になろう」
轟「…あぁ、すまない」
それからすぐ病院についた。
既に何回も来ていて道順は体が覚えていたようだった。頭は混乱しているはずなのに気付けば病室についていた。
ｶﾞﾗｯ
そこに見えたのは、矢代さんとグラントリノ、そして…
緑「A、ちゃ…」
『…』
こちらをジィと見つめるAちゃんがいた。
轟「…Aっ」
爆「……っ、」
慌てて駆け寄ろうとしたけど、
グ「小僧ら、待て」
緑「えっ、な…何でですかっ」
僕たちを止めたグラントリノはその後、口を開くことなく視線を矢代さんに向けた。
矢「少し、話をしようか」
轟「は、…なし？」
爆「っんでだよ！まずAと話させろやッ」
矢「少しだけっ、…君たちと話をさせてくれないか」
いつもと違う矢代さんに何かを感じとり、僕たちは黙って彼の後についていく。
病室から出て、近くの診察室へ入る。
矢「…すまない。あの場で言えば、君たちも…そしてAちゃんも混乱すると思って」
爆「何のことだよ…」
矢「…連絡した通り、君たちも見たと思うけどAちゃんは目覚めた。足の調子もこのままリハビリをすれば以前と変わらないくらいになる。」
爆「ならいいじゃねェかよ」
矢「だけど、」
と言葉を詰まらせた矢代さんは、言いづらそうに息を吐き出した。
緑「だけど…、何ですか？」
嫌な予感がした。聞きたくなかった。だけど、聞かなければならないと思った。
矢「今の彼女は、…記憶を失っている」
緑「…は、」
時が止まったみたいに、静かな時間のみ過ぎた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きりん(プロフ) - まーぶりんさん» とても嬉しいです(><)ありがとうございます、頑張ります！！ (2021年8月22日 23時) (
レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
まーぶりん(プロフ) - すっごく好みな作品です！続き楽しみにしています！更新頑張ってください(´・A・`) (2021年8月22日 21時) (レス) id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりん | 作成日時：2021年8月21日 19時
