今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:3,358 hit
小｜中｜大
． ページ12
｢俺にとってAは大事な人や。そんなAにとって、みーちゃんが大事な子のように、俺やって、みーちゃんが大事やねん。大事に1番も2番もないやろ？｣
『たしかに、そうだけどさぁ』
そう言うと、彼が私の肩を押したことで、私たちは向かい合った。
｢A…？｣
｢…大好きやで｣
優しく、笑って、彼はそう言った。
『うぅ…』
欲しかった言葉をくれて、私はつい泣いてしまった。
｢ふふ、俺…Aのことなら何でもわかるで(笑)｣
『しょ、ちゃぁーん…』
また章ちゃんに抱きついた。
｢ふふ、みーちゃんよりAの方がなんか猫みたいやな(笑)｣
｢…A？今年のホワイトデーのプレゼントは…これ、な｣
そう言って、取り出したのは
綺麗な青色のネックレスだった。
『…きれい』
｢せやろ！あ、みーちゃんにもあんねん！｣
そう言って同じ袋から取り出したのは、猫の首輪。それにも私のと同じ青い宝石が光っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりん | 作成日時：2018年3月14日 14時
