十人目の柱となった巫女。。。

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「明日、雨だね」






「えぇー、せっかく市に行くのに！」






「よし、じゃあてるてる坊主作ろうか」






「てるてる坊主って、なぁに？」






「そうだなぁ、昔話をしようか」







「…というわけなんだよ」






「悲しいねぇ、その女の子」






「そうだね。だからてるてる坊主を作って、雨がやみますようにってお願いするんだよ」






「分かった！！」






「「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ」」








受け継がれた誰かの想いが、今こうやって身近に存在している。






私たちの身近に存在するものには、受け継がれてきた誰かの想いかもしれない。






その受け継がれた想いを感じながら、私たちは生きていく。






先人と同じように。






未来を、想いを、命を託すために。

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