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あなたside
グイと鬼舞辻に近づいた。
『あなたは私たちに殺される』
「死にそうなくせして何を言う。それにこんな空だ。…お前らの死は確定したようなものだ」
『そんなことない。あなたに私は殺せないよ。この空はすぐに晴れるから』
「何を言っている。お前なんぞすぐに殺せる。何ならお前が死んだくらいで何も変わらん。お前は弱いだろう…無駄死にだろうに」
『…そう。無駄死に、ねぇ…』
私に手をかざした鬼舞辻。そんなので私が死ぬと思ってるんだろう。
そんなので私は死なない。お前なんかに殺されるわけが無い。
透明な魚が現れて、私の周りを囲む。
そのことに驚いたようだった。
『…私が死ぬ事が、どれだけあなたを殺すことの力添えになると思う?』
トンッと鬼舞辻の上を飛んだ。
「何が起きている!?どういうことだっ…」
『…あなたの嫌いな太陽が、出てくるよ』
彼の耳元でそう言って笑えば、視界が暗くなった。
あぁ、死ぬ時は一瞬だ。最期の言葉すら残せない。
だから、私が最期に残すのは…
「Aが天気を変えてくれる!今しかないっ…攻撃を止めるなっ!畳み掛けるぞっ!!」
この天気だ。
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楓(プロフ) - めっちゃ泣きました(´;ω;`)とっても面白かったです!!推しがぁぁぁぁってなりました笑これからも頑張ってください‼︎ (2021年12月8日 21時) (レス) @page50 id: ef9e4cc349 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 萩さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!これからも頑張ります。 (2021年8月29日 22時) (レス) id: 449a33bf31 (このIDを非表示/違反報告)
萩 - とても面白かったです!これからも頑張ってください! (2021年8月29日 6時) (レス) id: 208e44543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2021年7月18日 20時